第七章「嵐の前の静けさ」《Volume 7『THE CALM BEFORE』》
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刑務所の中は、日常が戻りつつあった。グレンとマギーは父を司祭とし、婚姻の儀をとりおこなう。順調に臨月を迎えつつあるローリは、リックと合流する前にシェーンとの間で起こった出来事について夫に告白しようとする。だが、事情は全て理解しているから話す必要はないとリックは応える。 デールの提案により、近郊にあるはずの州兵駐屯地を見つけ出すべく、タイリースを中心とする一隊が出発する。果たしてそこには、大量の武器とガソリンが保管されていた。運べるものだけを持って立ち去ろうとするが、アンドレアの指摘により、ウッドベリーの住民に残りの物資を利用されるよりはと、基地に火を放つ。 帰り道、スーパーの廃墟に立ち寄った一行は、そこでブルース率いるウッドベリーからの討伐隊に出くわしてしまう。銃撃戦がはじまり、刑務所一行は敵を全員倒すことに成功する。 同じ頃、刑務所ではローリが産気づく。夕闇迫る中で、発電機を動かすためにビリーとデールは駐車場の車からガソリンを回収しはじめる。だが、その過程でデールは一体のゾンビに足を齧られてしまう。 無事出産を終えたローリの病室に担ぎ込まれるデール。アンドレアは、感染を防ぐために脚を切断するべきだと主張。出血多量になることを防げば成功するかもしれないというリックの意見と、その処置を望むデール本人の言葉に後押しされ、ノコギリによって右脚が切り落とされる。その混乱の中、ローリの子はジュディスと名付けられる。 デールは手術を生き延び、アンドレアの見つけ出した松葉杖によって、歩き回ることができるまでに回復する。一方ローリは、子供の世話を通してようやくキャロルとの和解を果たせたと感じている。 襲撃に備え、一同は射撃訓練にもいそしむ。だが、ひとりデールだけは、タイリースとアンドレアとの関係を怪しむ様子を見せ、あまり機嫌が良くない。 アリスは、フェンス外での射撃訓練に向かうアンドレアを捕まえ、ある頼みごとをする。ゾンビ発生の原因を究明するために、一体捕獲することを望んだのだ。それを知り、激昂するリック。だが、研究の意義を強く主張するアリスに説得され、不承不承容認する。 キャロルは、ローリとのおしゃべりの中で、自分の身に何かあった場合にはソフィアの面倒を見てくれるようにと頼み込む。当然のこととして了解するローリだが、キャロルはことさらに礼を言い、立ち去る。 ビリーを誘い、関係を持つキャロル。彼女はその足で繋がれたゾンビのところへ赴き、自らの首に噛みつかせる。それは、自殺だった。 大きな衝撃の中、葬儀を済ませる一同だが、生活はいやおうなしに続き、襲撃への備えも徐々に固められてゆく。監視塔の上には狙撃所が設置され、弾丸が持ち込まれる。 グレンとマギーは子作りを決意し、タイリースとミショーンも身を寄せながら時間を過ごす。デールには、アンドレアとタイリースから義足が贈られる。二人は、デールに内緒で作っていたのだ。 庭で栽培されていた農作物も、収穫の時を迎えつつあった。たわわに実ったトマトにかぶりつくリック。だが、その目に飛び込んできたのは、迫りくるウッドベリーの大軍団の姿だったーー。
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