竹原古墳
名称: | 竹原古墳 |
ふりがな: | たけはらこふん |
種別: | 史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 福岡県 |
市区町村: | 宮若市宮田 |
管理団体: | 宮若市(昭32・8・1) |
指定年月日: | 1957.02.22(昭和32.02.22) |
指定基準: | 史1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 丘陵の突端に営まれている墳丘で、基底径約17メートル、高さ約6メートルを有する円墳とみなされる。南面して横穴式石室があり羨道の一部は欠失しているが、前室及び後室をそなえている。これらの側壁は割石によって積築され、後室は長さ約2.70メートル、幅約2.20メートル、高さ約3メートル、前室は長さ約1.20メートル、幅約1.60メートル、高さ約2.20メートルを有する壮大なもので、奥壁のほぼ中央上部には石棚が設けられ、その下半部の壁面は高さ約1.50メートル、横幅約2メートルの巨大な一枚石を主としている。この部分のほぼ■されている。この図様は左右に■羽状のものを立て下方に波形文を設け、中間に三角連続文・舟・動物・人物等が配されており、その色彩は赤及び黒の二色より成り、壁面の地肌を巧みに利用して効果的な配色を示している。又前室にも後室に通ずる部分の左右2面の部分にそれぞれ動物図文が画かれている。 これらの絵画はよく流暢な筆致を示しており、特異な図様と妙味ある配色と相俟って、わが国におけるこの種の古墳壁画の中においてもきわめて優秀なものであり、学術上の価値が高い。 |
竹原古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/02 22:40 UTC 版)
竹原古墳 | |
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古墳外観
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所在地 | 福岡県宮若市竹原 |
位置 | 北緯33度43分59.7秒 東経130度36分36.5秒 / 北緯33.733250度 東経130.610139度座標: 北緯33度43分59.7秒 東経130度36分36.5秒 / 北緯33.733250度 東経130.610139度 |
形状 | 円墳 |
規模 | 直径17.5メートル |
築造時期 | 6世紀後半 |
史跡 | 国指定史跡 |
地図 |
竹原古墳(たけはらこふん)は、福岡県宮若市竹原にある装飾古墳である。
概要
諏訪神社の境内に位置する円墳で、1956年(昭和31年)3月、旧若宮町在野の考古学者によって発見された。墳丘は2段築成で、直径17.5メートル[1]。石室は横穴式で全長6.7メートル。6世紀後半ごろの優れた壁画古墳として知られ、一対の「さしば」と呼ばれる団扇様の日よけや、龍、馬を曳く人、朱雀などが描かれている。装飾古墳として歴史・美術史的に高く評価されており、1957年(昭和32年)2月22日、国の史跡に指定された。
見学情報
- 開館時間:午前9時から午後4時(受付は午後3時30分まで)
- 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日が休み)
- 入館料:大人220円、中高生110円、小学生50円
アクセス
- 博多バスターミナルもしくは直方駅からJR九州バス直方線に乗車し「黒目橋」下車、徒歩14分(約1.1㎞)
- 赤間駅から宮若市コミュニティバス宮若・宗像線に乗車し「竹原橋」下車、徒歩14分(1.1㎞)。
- マイカーの場合、九州自動車道若宮インターチェンジから2.5㎞。
- 駐車場あり
ギャラリー
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竹原古墳壁画
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竹原古墳の入口
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内部見学用の施設
脚注
- ^ "円墳の直径は17.5メートル 宮若・竹原古墳"(読売新聞、2017年10月13日記事)。
関連項目
外部リンク
- 竹原古墳 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 宮若市役所 竹原古墳「国指定文化財(史跡)」
- 竹原古墳 - 装飾古墳データベース(九州国立博物館)
固有名詞の分類
- 竹原古墳のページへのリンク