競合車
ライバル・モデルのこと。同クラス車がこれにあたるが、購入に際して競合車を並べて候補にあげ、値引き交渉をすることはよく行われる。欧米では、ニューモデル発表時に、はっきりとライバル・モデル名をあげるのが一般的。日本のメーカーが性能比較するとき、対A車、対B車と競合車の名前をアルファベットで表記するのは控え目ともいえる。
競合車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/04 08:48 UTC 版)
「レイランド・アトランティアン」の記事における「競合車」の解説
アトランティアンは大規模に市販された初のリアエンジン型式の2階建バスであったが、他の製造業者のブリストル社とデイムラー社は各々VRとフリートラインで迅速にこれに追随した。 ブリストル社は国有バス会社(NBC)に好まれており、NBC社はその前身会社の時代から代々ブリストル社の製品を標準車両として採用していた。初期の車両はNBC社のスコットランドにある姉妹会社であるスコティッシュ・バス・グループにも購入され、同社ではフロントエンジン型式のブリストル・ロデッカ(Bristol Lodekka)が人気を博していた。しかしながら、このスコットランドの顧客はブリストル・VRにはNBC社程は愛着を抱くことは無く、購入したVRも以前NBC社が使用していたロデッカと交換してしまった。その後スコティッシュ・バス・グループはリアエンジン型式の2階建バスが必要となったときにデイムラー・フリートラインを標準車両として採用した。 ブリティッシュ・レイランド社の再編後、VRとフリートラインは共にレイランドの製品となり双方とも1981年に生産が終了した。6,400台以上のVRと11,500台以上のフリートラインが製造された。レイランド社の競合がいないことに苛立ったバス会社の中には国有のバス製造会社(ブリティッシュ・レイランド社)の対抗馬を売り込み始めた他のバス製造会社の製品に乗り換えるところもあった。レイランド社の製品供給の問題はいかんともし難く、スカニア・メトロポリタン(Scania Metropolitan)やデニス・ドミネーター(Dennis Dominator)のような製品がリアエンジン型式の2階建バス市場に僅かながら進出してきた。その一方でボルボ社はアイルサ(Ailsa)で前方乗車口付きフロントエンジン型式の2階建バスのシャーシを再導入し一定の成功を収めた。メトロポリタンを製造していたスカニア/メトロ・キャメル・ウェイマンの協業は1970年代末に終わりを告げ、MCW社は完成車と半完成車の双方で販売できる独自のリアエンジン型式車両のメトロバス(Metrobus)を導入せざるを得なかった。ウエスト・ミッドランズ PTE社(West Midlands PTE)とLT社が購入したことにより決定的となったメトロバスの成功はレイランド社に新しい頑丈なリアエンジン型式2階建バスの開発を促し、最終的にアトランティアンの市場からの引退を決定付けた。
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