竜亜会
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「少年濡れやすく恋成りがたし」の記事における「竜亜会」の解説
関西最大の広域暴力団 並木水人(なみき みずと) 声 - 大塚明夫 二十代後半のヤクザ。額に西宮翼朗に付けられた傷跡がある。笹生美穂子の幼馴染で高校時代から笹生美穂子との肉体関係が続いている。笹生美穂子が高校教師を辞職したころ同棲しており、笹生美穂子を訪ねてきた欧彦と出会う。女でも男でも惹きつける魅力があり、ヤクザの中では「薔薇」と呼ばれる、男女を蝶のように吸い寄せる役割を担っている。 欧彦とのセックス中、「セックスというのは一瞬の愛だ」と悟す。欧彦 高校3年18歳時点 竜亜会で重要な地位を担い、多くの男女と関係を持つが、本心では西宮翼朗を第一に考えている。自分が瀕死の時でも西宮翼朗を守ろうとする意思は強く、側にいさせようとした。 欧彦に国外へ行く前の笹生美穂子を見せる。欧彦に、自分と欧彦との関係を問われ「長い人生の中の短い通りすがり」と答える。 外伝 2 ヤクザの家に行っても物怖じしなかった。西宮翼朗の「家来」になり、命令で展子を抱き報告した。 外伝 3 並木水人が「もう死んでもいい」と言った時まで西宮翼朗は生きている約束だったが、西宮翼朗が拳銃で撃たれ「死んでもいいと言ってくれ」と言う言葉に答えられなかった。 外伝 4 竜亜会の組員になったことを運命だと受け入れる。西宮翼朗にラブレターを渡した少女を「モノにしろ」と命令される。『虹色仮面』5巻に登場。正礼装をしミラノでオペラを観る。 西宮翼朗(にしみや よくろう) 声 - 飛田展男欧彦 高校3年18歳時点 竜亜会の三代目組長。二十代後半。並木水人より一つ年下。美形で実年齢よりも5歳ほど若く見える。額に並木水人につけられた横一文字の傷跡がある。母親はいない。父親の死によって組長になった頃から髪を金髪にしている。癇癪持ちで精神不安定な面もあるが、組長としては有能で冷徹である。 並木水人が笹生美穂子から預かったフロッピーディスクを使い、薬丸グループに多大な恩を売る計画を立て、成功させた。 外伝 2 ヤクザの世界で生きていくのが死ぬほど嫌で、自殺願望が強かったが、並木水人の人柄に惹かれる。 外伝 3 結婚はしたくなかったが、自分と別の意味で陽の下に出られない加夜子は、自分の伴侶として似合ってると思う。 外伝 4 母親の死で並木水人が竜亜会に来た日、一緒のベッドに寝て、並木水人の悲しみが伝わり号泣する。並木水人が竜亜会から逃げ出すと、倒れて寝込む。『虹色仮面』5巻に登場。正礼装をしミラノでオペラを観る。 西宮加夜子(にしみや かやこ) 西宮翼朗の妻。日光アレルギーで日向に出られない。大物官僚の妾の娘。西宮翼朗とは政略結婚させられたが愛し合うようになっていく。西宮翼朗との子供を妊娠する。欧彦を「花のよく似合う珍しい子」と評する。 外伝 3 恋人がいたが、政略結婚のために別れる。その辛い気持ちが、翼朗の厭世観と同調し理解し合う。『虹色仮面』5巻に登場。ドレス姿でミラノでオペラを観る。 宝田等(たからだ ひとし) 西宮翼朗の教育係だった。並木水人が19歳で母親を亡くし天涯孤独になった時、後見人となり竜亜会の組員にした。 展子(てんこ) 声 - 神宮司弥生 宝田の愛人。西宮翼朗の家庭教師だった。西宮翼朗が14歳の時の初体験の相手。性行為の手ほどきをした。
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