私刑としての性器切断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 05:03 UTC 版)
怨恨や嫉妬、或いは恋愛のもつれなどの理由によって衝動的ないし計画的に行われることがある。恋愛や嫉妬に絡んだ私刑の場合、切断する相手を他の人物に渡したくない、あるいは相手が他の人物のところへと行くことに憤りを覚えるか、もしくは相手自身を手元に残しておきたいという衝動から行われ、性に直結する由緒がある。こうした事件は日本では阿部定事件が知られており、この類の事例は世界各地で枚挙に暇がない。 恋愛関係や嫉妬の対象が巻き込まれるとは限らず、インドでは2004年、結婚の持参金を断られたことを理由に相手の女性を殺害しようとして未遂に終わり、代わりに7歳の弟が性器を切断されて重体となった例もある 一方、恋愛関連以外では2004年、タイで金銭を窃盗した少年たちが、盗まれた男性に捕まり、性器を切断される事件が起きている。 男性が自分の妻や恋人に性的交渉を行ったものに対する復讐として相手の性器を切断することがある。映画『バラキ』(原題:The Valachi Papers1972年)においては、親分の女に手を出したマフィアの構成員が私刑として、性器の切断をされる場面がある。絶望した被害者は友人のバラキに自分の殺害を依頼しバラキはそれを実行している。 2015年には、日本の東京都港区の法律事務所に勤めていた当時42歳の男性弁護士が、同じ事務所に勤める女性の夫により性器を枝切狭で切断の上、切り取った性器を水洗便所に流される事件が発生した。この女性と被害者の弁護士は不倫関係にあり、不倫が発覚した際に女性が保身を図り夫に対し強姦されたなどの嘘の言い訳をした事が事件の原因であった。
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