神秘主義的タロットの展開とは? わかりやすく解説

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神秘主義的タロットの展開

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 06:22 UTC 版)

タロット」の記事における「神秘主義的タロットの展開」の解説

フランスでは一時期タロットといえばエッティラ版」が主流となり、一般の「マルセイユ版」をほとんど駆逐してしまったこともあった。この後1854年には、エリファス・レヴィが『高等魔術教義と儀式』を著しタロットカバラユダヤ神秘主義)との関係を体系化し、その中で大アルカナ22ヘブライ文字22文字対応関係改め主張したナポレオン3世仕え一世を風靡した有名な占い師エドモンフランス語版)は、このレヴィの説に基づいたオリジナルタロット使用していた。続いて1889年にスタニスラス・ド・ガイタ(フランス語版とともに薔薇十字カバラ団」を設立したパピュスフランス語版)は、カバラ基本文献である『形成の書』のヘブライ文字世界構成要素対応させる思想に基づき(各カードを介してヘブライ文字を7惑星12星座と対応させた。小アルカナについてもカバラの象意を配当した。即ちワンド・カップ・ソード・コインのスートに、それぞれヤハウェの名前Y・H・V・H、さらに各スート1から10までの数札生命の樹におけるケテルからマルクトまでのセフィラ関連付けた。またパピュス神秘主義的タロット論『ジプシータロット』を著したが、同書付され22タロットはスタニスラス・ド・ガイタの弟子オズヴァルド・ヴィルト作画であった。これはレヴィパピュスガイタ、そしてウィルトらの説に基づいてヘブライ文字と対応させた最初タロットでもあった。 ここまで流れはすべてフランスにおける展開であったが、フランスで潮流刺激され英国でもレヴィカバラ解釈継承する魔術結社黄金の夜明け団」が生まれ、この系統から後にいくつかの名作タロット生まれた黄金の夜明け団では、タロットヘブライ文字との関係付けタロットと7惑星12星座との関係付け改め行った上、小アルカナについてもワンド・カップ・ソード・ペンタクルにカバラ創世論におけるアツィルト・ブリアー・イェツィラー・アッシャーの四つ世界を、キング・クイーン・ナイト・ペイジにはコクマー・ビナー・ティファレト・マルクトのセフィラ四大元素火・水・風・地を当てはめている。

※この「神秘主義的タロットの展開」の解説は、「タロット」の解説の一部です。
「神秘主義的タロットの展開」を含む「タロット」の記事については、「タロット」の概要を参照ください。

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