教義と儀式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 04:34 UTC 版)
「聖公会」および「en:Anglican doctrine」も参照 アイルランド聖公会の中心教義はイエス・キリストの生死とその復活である。中心的な教義は以下の通り。 イエスは完全に人でありながら完全に神であり、また一度死んだ後に復活した。(Jesus Christ is fully human and fully God in one person. He died and was resurrected from the dead.) イエスは信じるものに永遠の命を得る方法を与える。(Jesus provides the way of eternal life for those who believe.) 新旧両聖書(神の言葉を記したもの)は人々によって「聖霊感の元で」書かれた。外典については読む物には加えられているが、教義には反映されない。(The Old and New Testaments of the Bible ("God's Word written") were written by people "under the inspiration of the Holy Spirit". The Apocrypha are additional books that are to be read, but not to determine doctrine.) 二つの偉大かつ重要なサクラメント(聖奠)は、洗礼と聖餐である。(The two great and necessary sacraments are Holy Baptism and The Lord's Supper/Holy Communion/ the Eucharist) 「聖奠的諸式」(通例的に聖奠と呼ばれるが聖書の教義上は聖奠に数えられないもの)としては、堅信、叙任(聖職者按手)、聖婚(婚姻)、告解(個人懺悔)、病者の塗油を認める。(Those "Commonly called Sacraments that are not to be counted for Sacraments of the Gospel" are confirmation, ordination, marriage, reconciliation of a penitent, and unction.) 天国、地獄、そしてイエスの再臨を信じる。(Belief in heaven, hell, and Jesus's return in glory.) 聖公会の主な3要素は聖書、伝統、理性であり、これら3つは互いに強く擁護し互いに強く批判する関係にある。この3つのバランスは16世紀の神学者リチャード・フッカーの業績に由来している。フッカーの考えにおいて、聖書にはっきりと書いてあるものが教義になりうるものであり、また聖書にはっきりと述べられているものは本当のことであるとする。不確か、不明瞭なものについては伝統に入るものとして、そして以上のものは理性によって監視される。
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