社章・商標・ロゴマーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 06:38 UTC 版)
ヤマハの前身である日本楽器製造株式会社が設立した翌年の1898年(明治31年)、社章として「3本の音叉を交叉させたマーク」(音叉マーク)が定められた。3本の音叉は次の意味が込められている。 「技術」、「製造」、「販売」の3部門の強い協力体制 音叉に象徴される、音および音楽を中心に世界(外円)にのびゆくたくましい生命力 音楽の基本である「メロディー」「ハーモニー」「リズム」の調和 社章の制定と同時に、商標として「音叉をくわえた鳳凰」が定められた。以後、企業の成長とともにこの音叉マークもさまざまな形を経て、1967年(昭和42年)に統一された。この音叉マークの統一にあわせ、音叉マークとヤマハロゴを組み合わせた「ヤマハロゴマーク」が制定された(ロゴタイプは大文字英字でYAMAHA)。現在使われているロゴマークは2016年(平成28年)にマイナーチェンジされたもので、外円と音叉が白地に黒で表現される1種類のみが使用されている。これ以前までには、デザイン自体は現在と同じであるものの、白地に黒と黒地に白抜きの2種類があり、おもに使用する「標準型」と、補助的に用いるもの(「裏図形」や「特殊型」の呼称)として定められており、年代によって両者を入れ替えて使用されていた。直近では1998年(平成10年)に、外円と音叉が黒地に白抜きで表現されるものを「標準形」、現在のもの(外円と音叉が白地に黒で表現されるもの)を「特殊形」とする2種類を制定し使用されていた。日本楽器製造の時代はヤマハ発動機と共通のカタカナ表記の「ヤマハ」ロゴも使われたが、日本企業各社でCIが盛んであった1987年(昭和62年)の社名改称時にカタカナロゴは廃止された。
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