眼を覚ました永眠の男の物語とは? わかりやすく解説

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眼を覚ました永眠の男の物語(第622夜 - 第653夜)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)

千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「眼を覚ました永眠の男の物語(第622夜 - 第653夜)」の解説

バグダードにアブール・ハサンという若者がいた。彼は父の遺産受け継いだ後、遺産二つ分け片方を友との遊興使ったが、金がなくなった途端友人全てなくなったことに懲り残り遺産は友のためには使わず毎晩バグダード訪れた異国の人を一夜だけ歓待することに使い、同じ人を2度歓待しないこととしていた。 ある夕方、アブール・ハサンがバグダードの上にいると、異国商人変装した教王カリーファ)ハールーン・アル・ラシードに出会い自宅招き歓待した。教王お礼に何かしたい申し出たところ、アブール・ハサンは客が教王とは知らず、「一日だけ教王になってみたい。」と夢を言った。それを聞いた教王は、アブール・ハサンの飲み物麻酔薬入れ眠ったアブール・ハサンを宮殿に連れ帰った教王宮殿人々に「アブール・ハサンを教王として扱え」と命じ、アブール・ハサンを教王寝台寝かせた翌朝目覚めたアブール・ハサンは、教王になったことに驚くが、政務申し分なく行い、夜、後宮入った後宮では、それぞれ7人の美し乙女のいる食事部屋果物部屋菓子部屋飲み物部屋夕食楽しんだが、飲み物の中の麻酔薬眠らされてしまい、自宅運ばれた。 翌朝目覚めたアブール・ハサンは、「自分教王だ」と騒ぎ立てたため、狂人として閉じ込められるが、十日解放された。アブール・ハサンがバグダードの上にいると、異国商人変装した教王と再び出会い教王が「不幸の償いをしたい」と頼んだので、再び自宅招き歓待した。教王は、アブール・ハサンが「後宮の『砂糖黍と言う名の乙女もう一度会いたい」といったので、再び麻酔薬眠らせ宮殿に連れて行き教王寝台寝かせた翌朝目覚めたアブール・ハサンは悪魔仕業思い驚くが、教王冗談でやったことと真実教え、アブール・ハサンを酒宴の友として1万ディナール俸給雇い砂糖黍との結婚許した結婚したアブール・ハサンと砂糖黍は、豪華な生活を始めるが、教王給料支払い忘れたため一文無しになった。そこで、アブール・ハサンは、教王に「砂糖黍死んでアブール・ハサンが悲しんでいる」と、教王の正后ゾバイダに「アブール・ハサンが死んで砂糖黍悲しんでいる」と伝え両者から弔慰金を取る計画立て計画成功した。しかし、教王とゾバイダは、誰が死んだかで言い争いになり、教王使者確かめに来たときは砂糖黍死んだふりをしてアブール・ハサンが嘆き、ゾバイダの使者確かめに来たときはアブール・ハサンが死んだふりをして砂糖黍が嘆くということをしたが、教王とゾバイダの言い争いは更に激しくなり、両者本人確かめに来たところ、二人とも死んだふりしたため大笑いになり、教王給料支払い忘れない約束し二人赦し、みな幸せ暮らした

※この「眼を覚ました永眠の男の物語(第622夜 - 第653夜)」の解説は、「千夜一夜物語のあらすじ」の解説の一部です。
「眼を覚ました永眠の男の物語(第622夜 - 第653夜)」を含む「千夜一夜物語のあらすじ」の記事については、「千夜一夜物語のあらすじ」の概要を参照ください。

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