相による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 12:41 UTC 版)
分散系では、分散している粒子を分散質(英: dispersoid)、粒子が分散している媒質を分散媒(英: dispersion medium)と呼ぶ。分散系の成分は二つとは限らないので、一般には分散系において最も量の多い構成要素が分散媒と考えてよく、連続相の状態を取る。分散系は分散質と分散媒の組み合わせで次のように区分される。 分散する相(分散質)気体 液体 固体 分散させる相(分散媒) 気体 存在しない(気体同士は常に自由に混和する) エアロゾル例:霧、もや、煙、ほこり 液体 フォーム(泡)例:ホイップクリーム エマルション(乳濁液)例:牛乳、マヨネーズ、ハードクリーム、血液 サスペンション(懸濁液)例:墨汁 固体 ソリッドフォーム例:発泡スチロール ソリッドゾル例:オパール、ルビーガラス
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相による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 02:44 UTC 版)
動詞の相(アスペクト)の特性から動詞を分類することができる。動作の持続する時間に基づいた継続動詞/瞬間動詞、ある状態への変化を意味するかどうかに基づいた目標動詞/非目標動詞などいくつかの観点からの分類が可能である。ヴェンドラーによる次の4分類がよく知られている。 名称働き例語状態動詞 (state) 原形のまま状態を表し、進行形をとらない。 like,live,haveなど。 活動動詞 (action) 進行形で動作の継続を表し、着点や結果や動作の限界点をもたない。 runなど。 到達動詞 (achievement) ある状態が実現される瞬間的な出来事を表す。動作の過程は表さない。 arriveなど。 達成動詞 (accomplishment) 継続的な動作の結果、ある状態を実現することを表す。 makeなど。 日本語に関しては、同様の視点による金田一春彦の4分類(状態動詞、継続動詞、瞬間動詞、第四種の動詞)がある。金田一とヴェンドラーの違いは、ヴェンドラーが進行形(V-ing)に基づいて分類しているのに対して、金田一は動詞を「~ている」に基づいて分類している点である。金田一の分類はヴェンドラーに先駆けて提案されており、また、ヴェンドラーと同様の分類はアリストテレスが行っているという。
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