直紋(じきもん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 17:24 UTC 版)
「彩雲国物語の用語」の記事における「直紋(じきもん)」の解説
彩七家と縹家の直系のみが使える家紋。直系以外に貸し出すことはできる。通行手形に身分証明として使用される他、これが封蝋に捺印された文書は最速で運ばれる。命令状に押印されていた場合、逆らうと勘当沙汰である。 双龍蓮泉(そうりゅうれんせん) 藍家の直紋。文字通り、2頭の龍と蓮の泉の図柄。「双龍」は、藍家で切り札とされる人間、「藍龍蓮」と「隠れ龍」を指す。龍蓮という名も直紋から二文字を取っている。双龍が同時期に揃うことは稀。王紋に次ぐ格を持ち、どの関塞も無検査で素通り、封鎖令も無視できる。全商連では直紋を持っているのが子供だろうと総出で出迎える。 桐竹鳳麟(とうちくほうりん) 紅家の直紋。「鳳麟」は紅門姫家に生まれ、紅家の切り札となる人間を指す。封鎖令を無視できる。全商連では直紋を持っているのが子供だろうと総出で出迎える。留め金に直紋を刻んだ扇子があり、所有者は「影」の護衛を受けられる。 鴛鴦彩花(えんおうさいか) 黄家の直紋。格は上記2種より劣り、商家での賃仕事でもたまに見掛ける。全国どこでもすぐに照合でき、関塞もほぼ無検査で通れるが、封鎖令は無視できない。鴛鴦彩花を持つ者に何かあれば、琳家程度では一家全員吊り首になりかねない。 孔雀繚乱(くじゃくりょうらん) 茶家の直紋。茶州の関塞では、鴛鴦彩花より格上。 月下彩雲(げっかさいうん) 縹家の直紋。細い雲がたなびき、それぞれ色の違う花弁8枚を持つ彩雲華が散る図柄。当主のものは雲の向こうに月、大巫女のものは月蝕金環がある。王家を太陽と見立てた場合、月が太陽を隠しているのか、守っているのかは長く論争の的になっている。この記述から実際には月蝕ではなく金環蝕の図柄と見られる。別説では、月蝕が起きると人々が空を見上げ戦が止むことから蒼遥姫が選んだといわれている。これが入った幟旗が掲げられた場は中立地帯となり、幟旗が倒されない限り闘争行為は認められない。
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