直流による電源供給とは? わかりやすく解説

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直流による電源供給

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 05:50 UTC 版)

無停電電源装置」の記事における「直流による電源供給」の解説

そもそも交流変圧器トランス)による変圧が容易であることから、広く用いられているのであるが、需要機器多く実際に直流需要機器である。これらの機器内部もしくはACアダプタ内部では交流直流変換して用いており、ここで電力損失生じる。また従来交流入出力無停電電源装置では交流直流交流変換を行うため、同様に電力損失大きくなり、変換段数が多い分、装置大型となる。そこで近年直流直接機器供給する方式見直され、非常に多く機器取り扱う大型データセンターなどでは交流入力直流出力停電装置広く使われるようになってきている。 直流給電の持つ優位性古くから知られており、交流入力直流出力停電装置回転型静止型いずれも古くからある。静止型についてみると、過去小規模でも重要な無線設備などには固体化、すなわち機器半導体素子によって構成され、低電圧動作となった時点で、バッテリーフロート方式採用され商用交流トランス降圧ダイオード整流して初期は主にセレン整流器)、鉛蓄電池あるいはアルカリ蓄電池充電、この蓄電池端子から無線機器への直流停電給電なされた。これは現在のもの基本的に同じ構造である。過去のものとの違いは、トランスダイオード構成部分を、効率のよいスイッチングレギュレータ代えていること、より効率のよい二次電池使用していることぐらいである。すなわち直流停電給電への「回帰」は、需要機器進歩により消費電力抑えられ必要な蓄電容量、すなわち施設内で二次電池占め容積抑えられるようになったことが最大理由である。このため従来ごく一部の重要無線局などに適用されてきた直流停電給電システム今後事業ベースでは広く一般に展開される方向にある。 例え携帯電話基地局場合従来無線設備から付帯設備に至るまで全て交流需要機器であったが、1998年頃を境に、ほとんどが直流需要機器とされた。これにより、各機器内での交流 - 直流変換不要になり、一層の省電力化と大幅な設備小型化容積でおよそ1/3)が実現された。また太陽電池利用し商用電力を必要としない設備などでは全て直流需要機器によって構成されるようになっている

※この「直流による電源供給」の解説は、「無停電電源装置」の解説の一部です。
「直流による電源供給」を含む「無停電電源装置」の記事については、「無停電電源装置」の概要を参照ください。

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