疑似米国映画にも出演
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「ルエル・ヴァーナル」の記事における「疑似米国映画にも出演」の解説
本国のローカル作品での活動の全貌は把握し難いが、出演作品の数本が日本でもVHS化された。主なものにアラビアン・ナイト風の児童映画『ジマター/法力妖怪大戦争・半魚人の逆襲』(1982年/未/ビデオ)(マウントライト/ソニーより発売済)、『ランボー・ジョー・ダン/捕虜救出作戦』(1984年/未/ビデオ)(フォーステンより発売済)等の喜劇俳優のレッドフォード・ホワイト主演のロッキーのパロディ『ロッキー・ジョー・ダン/ドラゴンを倒せ!』(1986年/未/ビデオ)(フォーステンより発売済)、『ムスリム・マグナム.357』(1986年/未/ビデオ)(東和より発売済)、アルバトロス配給で劇場公開された戦争アクション物『ゴリラ・コマンドー』(1990年)があり、それ等は英語版となって発売された。 海外市場を対象とした英語版の所謂、疑似米国映画にも出演した。香港系のシルヴァー・スター・フィルム社製作の『復讐!炎のコマンド』(1983年/未/ビデオ)では金属製の義手をはめた殺し屋を演じたが、金色の手袋をしただけのものだった。マカロニ・ウェスタンで活躍した米国俳優のリチャード・ハリスンが主演で、共演のブルース・バロンやマイク・モンティ、ジム・ゲインズ等は当時無名に等しい米国俳優である。他にも、シルヴァー・スター・フィルム社ではレイ・ヴァーナルの変名で出演した『地獄の戦士/ブラック・ファイアー』(1985年/未/ビデオ)でスペイン人俳優のロマーノ・クリストフ(クレジット名義はロン・クリストフ)と共演した。米国のロジャー・コーマンの資本投下を受けたシリオ・H・サンティアゴ監督の『ファイアー・マックス』(1984年/未/ビデオ/TV放映)ではクレジット無しのフィリピン棒術使い役でワン・カット出演しており、後にこの場面はジム・ウィノースキー監督の『ウォーター・ウォーズ』(2014年/未ソフト化)でフッテージ流用された。尚、シルヴァー・スター・フィルム社で活躍したハリスン主演の1986年の香港映画『地獄のバトルボーダー/戦場に舞い降りた残虐軍団』(未/ビデオ)は既製のフィリピン映画に新録のアクション場面を編集したパッチワーク映画で、ヴァーナルはローランド・ダンテス等と共に姿を見せる。他にもこの手の作品にはカメルーン俳優のアルフォンス・ベニが主演した『トップ・ミッション』(1987年/未ソフト化)がある。
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