シルヴァー・スター・フィルム社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 02:47 UTC 版)
「ロバート・マリウス」の記事における「シルヴァー・スター・フィルム社」の解説
1984年当時は無名だったが、『ダーティ・プロフェッショナル』(1984年/未ビデオ)の敵役であるテロリストの首領役に抜擢される。翌1985年には『ニンジャ刑事/ダブル・エッジ』(未/ビデオ)に悪役の幹部役で登場し、戦争アクション物『ローンウルフ/怒りの戦場』(1986年/未/ビデオ)では、いきなりの主演大抜擢だった。 当時は『ニンジャ・フォース』(1984年/未/ビデオ)など主演作が相次いでいたロマーノ・クリストフが看板スターとして台頭していたが、以前まで主力だったリチャード・ハリスンとブルース・バロンが香港のIFDに移籍したためにスターが不足していた。ジム・ゲインズは黒人なのでせいぜい準主役止まりで、『コマンドー・インベイジョン』(1985年/未/ビデオ)のマイケル・ジェームズ、『ニンジャウォリアーズ』(1985年/未/ビデオ)のロン・マルチーニ、『ダブル・ファイター/復讐の戦士』(1985年/未/ビデオ)のマックス・セーヤーなどはイマイチ定着しなかった。マリウスの大抜擢もこの流れによるものだった。結局はクリストフに続く自前の主演スターは育たなかった。 1987年にはボー・スヴェンソンを主演に招いて、東南アジアを舞台にした映画撮影隊のひと騒動を描いた喜劇風の『地獄のフォーカス』(未/ビデオ)が作られた。マリウスは助演だったが、ロバート・ポール・マリウス名義で原案と脚本を担当している。その後、国際市場を意識して名のあるスターを招くのが慣わしとなり、『SFXリタリエーター』(1988年/未ビデオ)ではクリス・ミッチャムとリンダ・ブレア、ゴードン・ミッチェル、『デザート・ウォリアー』(1988年/未ビデオ)ではルー・フェリーニョ、『怒りのコマンドー』(1988年/未/ビデオ)ではレブ・ブラウンとシャノン・トゥイード、『地獄の爆走/ブラッド・チェイス』(1989年/未/ビデオ)ではアンドリュー・スティーヴンス、『野獣軍団/ファントム・レイダース』(1989年/未/ビデオ)ではマイルズ・オキーフ、『トライゴン・ファイヤー』(1990年/未/ビデオ)ではサム・ジョーンズらが次々と主演した。どことなく1960年代のマカロニ・ウエスタン時代と似ている。
※この「シルヴァー・スター・フィルム社」の解説は、「ロバート・マリウス」の解説の一部です。
「シルヴァー・スター・フィルム社」を含む「ロバート・マリウス」の記事については、「ロバート・マリウス」の概要を参照ください。
- シルヴァー・スター・フィルム社のページへのリンク