生家・高木子爵家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 15:48 UTC 版)
「崇仁親王妃百合子」の記事における「生家・高木子爵家」の解説
高木家は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕えた武家で、江戸時代は河内国丹南藩1万石の大名であった。母・邦子は入江為守子爵二女で、邦子実弟に侍従長・エッセイストの入江相政がいる(百合子の叔父にあたる)。入江家は藤原北家の支流・冷泉家の流れを汲み、中世の大歌人藤原俊成や藤原定家を祖先とする歌道の家。 なお、父の高木正得は昆虫学者であったが華族制度廃止に落魄し(貴重な蔵書や標本を戦災で失った心痛もあったとされる)、1948年(昭和23年)7月8日、遺書を残して失踪、11月1日に東京都と山梨県の県境にある西多摩郡氷川町(現・奥多摩町)の七ツ石山の中で首つり自殺の白骨死体となって発見された。遺書にはインフレなどによる生活苦がつづられており、生活力の無い華族が淘汰されることを世間に印象付けた。 百合子 父:高木正得 祖父:高木正善 曾祖父:高木守庸 曾祖母:某 祖母:高木銑子 曾祖父:松平輝聴 曾祖母:堀田万子 母:高木邦子 祖父:入江為守 曾祖父:冷泉為理 曾祖母:某 祖母:入江信子 曾祖父:柳原前光 曾祖母:伊達初子 曾祖父:松平輝聴(上野国高崎藩第9代藩主) 曾祖母:万子(下総国佐倉藩第5代藩主・堀田正睦の長女) 曾祖父:冷泉為理(羽林家・冷泉家第20代当主) 曾祖母:良子(名家・柳原家第20代当主・柳原隆光の長女) 曾祖父:柳原前光(第123代大正天皇の皇伯父、貴族院議員、伯爵) 曾祖母:初子(伊予国宇和島藩第8代藩主・伊達宗城伯爵令嬢) 祖父:高木正善(河内国丹南藩第13代藩主) 祖父:入江為守(子爵、東宮侍従長、侍従次長、皇太后宮大夫) 祖母:信子(柳原前光伯爵令嬢、入江子爵夫人、大正天皇の生母・柳原愛子の姪) 父:正得(子爵、貴族院議員) 母:邦子(入江為守子爵令嬢、高木子爵夫人) 姉:衣子(木越安綱男爵令息・正順を継嗣に迎える。次代当主) 妹:桃子(京極高晴子爵夫人) 妹:小夜子(高丘季昭子爵夫人) 伯父:入江為常(入江子爵夫人・信子の長男) 伯母:坊城朔子(坊城俊良伯爵夫人)
※この「生家・高木子爵家」の解説は、「崇仁親王妃百合子」の解説の一部です。
「生家・高木子爵家」を含む「崇仁親王妃百合子」の記事については、「崇仁親王妃百合子」の概要を参照ください。
- 生家・高木子爵家のページへのリンク