王族・側室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 09:00 UTC 版)
橄欖王(かんらんおう) 声:斧アツシ 麗虎国の王。神がかり的な存在を信仰しており、大神官を任命する際その力を借りようと、鶏冠に慧眼児捜索の命令を下す。 瑛徳正妃(えいとくせいひ) 橄欖王の正妻であり、藍晶王子の母親。 櫻嵐(おうらん) 17歳。山奥で暮らす少年だが、正体は男装した麗虎国の姫であり、藍晶王子の異母姉。母の延珠貴人が何者かに無実の罪を着せられ、自身も暗殺の危機にあり、男を装いながらずっと身を隠して生活していた。勇ましく潔い性格。本来の名前は「櫻眠(おうみん)」だが、王からの許しを得て、山奥での生活の際に使っていた「櫻嵐」へ正式に改名し、男装も続けている。男装姿はとても似合っており、真実を知らぬ女をはじめ、宮廷内の侍女など事情を知る者にも人気である。また、長年男として生きてきたため、女として護られる立場に置かれることを嫌う。同じく山育ちの天青とは気が合うようで気さくな友人関係を築いている。 延珠貴人(えんじゅきじん) 橄欖王の1人目の側室。故人。櫻嵐の母親。王室に伝わる至宝である「鱗粉玉石女神像」を売り飛ばしたという濡れ衣を着せられ、死刑に処された。生前は聡明で美しい女性であった。貴人は側室の中では一番上位の位。 蝶衣麗人(ちょういれいじん) 橄欖王の第一側室(2人目の側室)。側室の中で抜きんでる美貌の持ち主。気が強い性格。息子の摩於王子を次期王にしたいという願望を抱く。そのためならば何をも犠牲にする覚悟を持ち、祖父である景羅大臣とそのための方法を企てる。 摩於王子(まおおうじ) 10歳。麗虎国の第二王子。橄欖王と蝶衣夫人の子。おっとりした性格。母の願いとは裏腹に、次期王には兄の藍晶王子が相応しいと考えている。自分を愛してくれる母・曾祖父と敬愛する異母兄が不仲であることを残念に思っている。 香蘭花人(こうらんかじん) 橄欖王の第二側室(3人目の側室)。身分は下級貴族。側室となる前は月漣正妃の女官だった。物静かで控え目な性格。子供は美柚姫と沙夜姫。 美柚姫(みゆひめ) 9歳。香蘭花人の子。 沙夜姫(さやひめ) 7歳。香蘭花人の子。 秦遥貴人(しんようきじん) 橄欖王の第三側室(4人目の側室)。一番遅くに側室となったが、側室の中では一番年上である。 胡耀王子(こようおうじ) 5歳。麗虎国の第三王子。 月漣正妃(げつれんせいひ) 橄欖王の最初の正妃。橄欖王の初恋の人。17歳のお産の時に死去。子供も死産だったとされている。 虞恩賢母(ぐおんけんぼ) 橄欖王の母親。橄欖王が即位した後は、表舞台から退き隠居生活をしている。橄欖王の母親とは思えないほどの若々しく美しい女性で、藍晶王子曰く、外見は瑛徳正妃と同じ年頃に見える。賢母は「王の母」に与えられる呼称。
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