王の言葉の派生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 23:51 UTC 版)
経済・経営分野で成功を収め、財を成した者を指すことがある。「鉱山王」「鉄鋼王」「石油王」「ホテル王」「金融王」「鉄道王」など。 その方面で成功を収めた第一人者を指すことがある。エンターテインメントの世界ではチャールズ・チャップリン、バスター・キートン、ハロルド・ロイドが「三大喜劇王」と呼ばれ、日本では榎本健一が「日本の喜劇王」と呼ばれた。科学分野ではトーマス・エジソンが「発明王」と呼ばれる。このような用法から、テレビのクイズ番組で活躍した者、あるいはその優勝者を「クイズ王」と呼び、王座を決定するためのテレビ番組が数多く放送された。さらに、雑学の知識に秀でている者を「雑学王」などと呼んだりもする。音楽の分野においても、ウィンナ・ワルツで名を馳せたヨハン・シュトラウス2世を称えるワルツ王を始め、ジョン・フィリップ・スーザに対するマーチ王、スコット・ジョプリンに対するラグタイム王という呼称がある。逆に失敗をした人に皮肉をこめてつける事もある(例)「借金王」。 ライオンは食物連鎖の頂点にあることやオスの特徴的なたてがみから「百獣の王」と呼ばれる。 社会性昆虫で女王と共に巣で繁殖行動に携わる雄を指す(シロアリなど。ハチやアリの場合、女王と交尾したオスはその直後死んで巣には入らず、王とは呼ばれない)。 スポーツなどの大会の優勝者。チャンピオン。特に、ボクシングやプロレスなどの格闘技の世界では世界タイトル保持者に「王者」という表現を多く用いる。ニックネームとしての王では橋本真也が「破壊王」と呼ばれている。 フードファイターが優勝すると「大食い王」と称される。 プロ野球では1シーズンでリーグ内で一番多く功績を挙げた人への称号としても使用する。投手では「奪三振王」、打者では「本塁打王」「打点王」「盗塁王」など。また、「三振王」「失策王」など不名誉な記録についても1位の選手に対して使われることがある。 物につけることもある。「○○の王様」といえば、そのジャンルでもっとも優れたものを意味する。ただし、女王とつける場合に比べて、より力強い、クセが強い方に与えられる。たとえば「果物の王」はドリアンである(女王はマンゴスチン)。 王将。将棋の駒の一つ。
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