王の証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/06 15:32 UTC 版)
ゴンドールには王冠があったが、アルノール王は冠を頂かず「エレンディルの星」エレンディルミアと呼ばれる白い宝石を銀の帯で額に結び付けていた。元々イシルディアが所持していた宝石は彼の死と共に失われ、ヴァランディル王以降は複製を身に着けた。オリジナルに及ばないとはいえ、このエレンディルミアも至宝として王国滅亡後も代々受け継がれた。指輪戦争後になって、サルマンが一つの指輪の捜索中にイシルドゥアのエレンディルミアを発見し秘蔵していたことが発覚。本来の継承者アラゴルンの手に渡った。 冠のないアルノールでは、アンヌーミナスの王笏が王位を象徴するものだった。これはヌーメノール王家のものではなく、アンドゥーニエ領主に伝わっていた銀の杖である。人間が作成した品物の中では中つ国に残る最古の物で、エルロンドからアラゴルンに引き渡されたときには既に5000年以上が経っていた。 さらに古く、約6500年が経過しているのが、上古にエルフのフィンロドから王家の先祖に与えられたというバラヒアの指輪である。また、エレンディルの折れた剣ナルシルもいつか鍛え直される日のために伝えられてきた。 これらの宝物は王国の滅亡から復興までの間、エルロンドの裂け谷に保管されていた。
※この「王の証」の解説は、「アルノールの王たち」の解説の一部です。
「王の証」を含む「アルノールの王たち」の記事については、「アルノールの王たち」の概要を参照ください。
王の証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/13 15:45 UTC 版)
アルノールでは王笏がその位を象徴するものだったが、ゴンドールの王は冠をいただいていた。本来はヌーメノール式の兜で、イシルドゥアが冥王との戦いで着用したものをそのまま使用していた(アナーリオンの兜は持ち主の死とともに砕けていた)。豪奢な暮らしを好む栄誉王アルカリンの代に、宝石をちりばめた翼ある冠へと代えられたが、兜を模した造形なのは変わらなかった。エアルヌアはこの冠を亡き父エアルニルの墓前に置いたまま出撃して還らなかった。3019年の戴冠式で、ガンダルフの手でアラゴルンに授けられたことで、王冠は再び日の目を浴びた。 ゴンドールの王旗は、黒地に一本の白の木が描かれ、木の上に七つの星を置いたものだった。これはもともとイシルドゥアの旗印である。指輪戦争に際しドゥーナダンのハラバルドは、アルウェンによって複製されたこの旗を持参した。
※この「王の証」の解説は、「ゴンドールの王たち」の解説の一部です。
「王の証」を含む「ゴンドールの王たち」の記事については、「ゴンドールの王たち」の概要を参照ください。
- 王の証のページへのリンク