玉田 玉秀斎

芸名 | 玉田 玉秀斎 |
芸名フリガナ | たまだ ぎょくしゅうさい |
性別 | 男性 |
出身地 | 大阪府 |
身長 | 172 cm |
URL | http://www.mc-kikaku.jp/talent/259 |
プロフィール | 講談の事を何も知らない司法浪人時代に『講談師も弁護士も最後に“し”がついているから一緒や』という四代目・旭堂南陵の一言で講談師に!!高校時代、ロータリー青少年交換留学生としてスウェーデンに1年留学。その経験を活かした講談の外国語化がライフワーク。海外渡航歴は20ヶ国以上。ジャズやアコーディオンなどとの音楽コラボ講談、ググる講談(即興講談)、地域の歴史に根差した町(地域)おこし講談、ホームレス経験者への取材をもとにしたビッグイシュー講談など、新作も多数創作。2022年4月より三重大学大学院・人文社会科学研究科修士課程にて忍者の研究開始。 |
代表作品1 | FMO『天才的なバカになれ』 |
代表作品2 | NHK『連続テレビ小説「わろてんか」』 |
代表作品3 | ラジオNIKKEI『玉秀斎の関西講談ウォーク』 |
職種 | 俳優・女優・タレント |
語学 | スウェーデン語 |
資格・免許 | 京都・観光文化検定2級 |
趣味・特技 | スウェーデン語/忍者研究 |
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玉田玉秀斎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 14:54 UTC 版)
玉田 玉秀斎(たまだ ぎょくしゅうさい)は、講談の名跡。玉田永教の神道講釈の流れをくむ玉田派の名跡。当代は四代目。
三代目
三代目玉田 玉秀斎(1856年- 1919年)は、初代玉田玉秀斎の門弟。本名は加藤 万次郎。速記講談時代のペンネームは「雪花山人」、「野花散人」など。号は「玉麟」[4]。長らく「二代目」とされていたが、2016年に旭堂南陽が玉田玉秀斎(現・四代目)を襲名する際の調査で、初代のあとに「幻の二代目」が存在することが明らかになった為、三代目に変更された[1][2]。
京都の神職の家に生まれ、幼少から講談に親しみ、大阪で錫職人を経て講談に入った。1896年に巡業中の今治で人妻の山田敬と駆け落ちし大阪に戻る。敬は廻船問屋「日吉屋」の内儀で玉田の一歳上、夫と5人の子を残しての出奔だった[5]。敬の長女・寧は母親の駆け落ちを理由に嫁ぎ先から離縁された[5]。玉田は速記者の山田都一郎と組んで速記講談に転じ[5]、3代目玉田玉秀斎を襲名。山田都一郎と寧を結婚させたが、2年ほどで離婚したため、それを契機に速記講談から書き講談に転じ、敬の子供たち(長女、長男、三男、四男)も加わって一派を作って活動し、1911年には一派で立川文庫の企画・執筆を行なった。寧の娘の池田蘭子(1893年-1976年)も立川文庫で執筆や小説を書いた[6][7]。蘭子はその後パーマ技術を学んで大阪で美容院を開業して成功し、自伝小説『女紋』を上梓、菊田一夫の脚本で舞台化もされた。
四代目
四代目玉田 玉秀斎(1976年11月30日 - )は、4代目旭堂南陵の弟子。前名は、旭堂 南陽(きょくどう なんよう)。本名は非公開。スウェーデン語を話せる講談師である。
4代目
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生年月日 | 1976年11月30日(48歳) |
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出身地 | ![]() |
師匠 | 4代目旭堂南陵 |
名跡 | 1.旭堂南陽(2001年 - 2016年) 2.4代目玉田玉秀斎(2016年 - ) |
活動期間 | 2001年 - |
所属 | フリー |
大阪市平野区に生まれる[8]。大阪府立長野高等学校を経て、大阪市立大学法学部卒業[9]。高校時代にロータリー青少年交換留学生として[8]、スウェーデンに1年間留学する。赤十字語学奉仕団などのボランティア活動を行っていた。
司法浪人中に講談を知り[8]、2001年11月11日、旭堂小南陵(のち4代目旭堂南陵)に入門[8]。2004年4月~5月にかけて、ブラジルでポルトガル語の講談を披露する[8]。同年7月、アメリカ・ボストンでの英語講談・修羅場読みを披露した[8]。その様子は、NHK WORLD「what's on Japan」で全世界に放送された[8]。
2010年、宮崎県都城市特派大使に就任[8]。2016年11月、四代目玉田玉秀斎を襲名[10][11]。97年ぶりの名跡復活であった[9]。2021年、大阪講談協会を退会し、フリーとなる。
2022年、三重大学大学院人文社会科学研究科修士課程忍者・忍術学コースに進学し[12]、2024年3月に修了[12]。2024年4月、和歌山大学大学院観光学研究家後期博士課程に進学[12]。
人物
2021年8月9日、岡山市のシティライトスタジアムで開催された明治安田生命J2リーグ2021第24節、ファジアーノ岡山対レノファ山口戦のイベントの一環で、ファジアーノ岡山の歴史を講談で披露した。これをきっかけにファジアーノ岡山を応援するようになり、自身のtwitterでもファジアーノ岡山について発信している。
出演
弟子
- 玉田玉山(本名:丸山俊吾、2019年3月入門)
注釈
- ^ 2016年11月19日放送分までは「南陽の関西講談ウォーク」
脚注
- ^ a b “上方若手講談師、ダブル襲名へ 小南陵と玉秀斎“復活””. 産経WEST. (2016年5月17日) 2017年4月22日閲覧。
- ^ a b “玉田玉秀斎について その2”. 講談師 旭堂南陽の何ナンヨー♪ (2016年5月25日). 2017年4月22日閲覧。
- ^ 吉丸雄哉 (2021年5月17日). “(エッセイ)玉田玉秀斎代々について”. 三重大学国際忍者研究センターBLOG. 三重大学国際忍者研究センター研究室. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “玉田 玉秀斎(2代目)”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus. コトバンク. 2017年3月2日閲覧。
- ^ a b c 大阪文化論 その32 立川文庫の真骨頂吉田永宏、関西大学『関大』第427号 1993.2.15
- ^ “なにわ人物伝 -光彩を放つ- 立川文庫の人たち(6) 池田 蘭子”. 大阪日日新聞. (2005年9月17日) 2017年4月22日閲覧。
- ^ 池田蘭子(読み)いけだ らんこコトバンク
- ^ a b c d e f g h “玉田玉秀斎 | 大阪講談協会 official site”. 2025年7月9日閲覧。
- ^ a b “福井題材の新作練る 講談師・四代目玉田玉秀斎さん :日刊県民福井Web”. 中日新聞Web. 2025年7月9日閲覧。
- ^ “いたるところネタだらけ 玉田玉秀斎さんが情熱かける京都講談:朝日新聞”. 朝日新聞 (2022年9月23日). 2025年7月9日閲覧。
- ^ “「とにかく頑張りたい」上方講談、旭堂小南陵と玉田玉秀斎ダブル襲名”. 産経WEST. (2016年11月25日) 2017年2月11日閲覧。
- ^ a b c “玉田玉秀斎 | タレントプロフィール”. www.mc-kikaku.jp. 株式会社MC企画. 2025年7月9日閲覧。
- ^ 玉秀斎の関西講談ウォーク ラジオNIKKEIホームページ 2017年2月11日閲覧
外部リンク
- 玉田玉秀斎 (@nanyouk) - X(旧Twitter)
- 四代目 玉田玉秀斎 OFFICIAL WEB SITE
- タレントプロフィール:玉田玉秀斎 - 所属事務所ページ
- 「学芸カフェ」2012年1月号(カバーインタビュー)
- 玉田玉秀斎のページへのリンク