独創ゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 04:24 UTC 版)
馬鹿と天才ゲーム(原作1巻に登場) プレイ人数:二人※理想としては、ジャッジ役にもう一人。 ・プレイヤーはまず、どちらが『馬鹿』でどちらが『天才』かを決める(方法は任意で構わない)。 ・『馬鹿』と『天才』が決まれば、ジャッジ役の合図でゲーム開始。ジャッジがいないなら二人で同時に合図をする。 ・ゲーム開始と同時に、『馬鹿』と『天才』は自由に会話する。勝敗は以下によって決する。 『馬鹿』の場合――『天才』の言う事を絶対に理解してはいけない。納得してはいけない。 『天才』の場合――『馬鹿』の言う事を絶対に理解しなければならない。納得しなければならない。 『馬鹿』と『天才』、それぞれに課されたルールに反した方の負けとなる。 ワルツの14番(原作2巻に登場) 使用するもの:トランプ プレイ人数:2~4人(トランプを複数セット用意すれば何人でも可能) 準備:プレイヤーはトランプを1人1つのスートの1~13まで持つ。これを『持ち札』と呼ぶ。親を1人決める。 ・親は自分の持ち札から1枚選んで場に出す。これを『手札』と言う。 ・全ての子はそれに対し『チェンジ』『オープン』のどちらかを宣言する。 『チェンジ』:子は手札を出さない。 『オープン』:子は持ち札から1~3枚の手札を出す。ただし合計13を超える同時だしは出来ない。 ・誰かが『オープン』した場合 親と子の手札を開き、数字の合計が14なら子の勝ち抜け。 親と同じ数字だった場合は子の負け抜け。 どちらでもなかった場合、親と子の手札は捨て札とする。 ・誰も『オープン』しなかった場合 親の手札を開き、捨て札とする。 ただし、親はゲーム中に一度だけ『インビジブル』を宣言できる。 その場合、親の手札は捨て札になるが開かなくてよい。 ・次の子が親になり、最後の一人になるまで繰り返す。 クレタ人の朗読会(原作3巻に登場) 使用する物:本 プレイ人数:二~何人でも 準備:ゲームに使う本を用意する。本の種類は問わない。 一人につき一冊でも良いし、全体で一冊でも良い。 親を一人決める。方法は何でも良い。 ・親は本の任意のページを開く ・開いた左右のページから、二つの文を選んで「A」「B」として読む。 ・一つの文は書いてある事をそのまま読まなければならない。 ・一つの文は必ずどこか一箇所を改変した嘘の文を読まなければならない。 ※例題(使用する本:川端康成「雪国」) A「国境の長いトンネルを抜けると沖縄だった。」 B「夜の底が白くなった」 (嘘の文は「A」。正しくは「沖縄」ではなく「雪国」 ※「文」の定義 句点、クエスチョン、エクスクラメーションで区切られた一まとめの物。 最低でも二つ以上の文節を含むこと。 文節や単語が一つだけの物は文とは見なさない。 子は全員がAとBどちらの文が嘘であると思うか示す。 紙に書く、伏せ札を使う、口で言う等、方法は参加者の協議の上で決める。 嘘の文を当てられた人数分だけ、親のマイナスポイントとなる。 次の子が親になり最初へ戻り、全員が親を終了するまで繰り返す。 最終的にマイナスポイントが少ない順で順位が決まる。 セトル(原作4巻に登場) 使用するもの:グー、チョキ、パーが描かれた3枚の紙。 準備:親を1人決め、3枚のカードを任意の順番で伏せる。 ・子が伏せられたカードのうち1枚を選ぶ。 ・親が残った2枚のカードから1枚を選ぶ。 ・子は自分が選んだカードと残ったカードを交換してもいいししなくてもいい。 ・最終的に選んだカードを開き、親と子でじゃんけんをする。 ブラインド・ラバー(原作5巻に登場) 使用するもの:トランプのAとKを4枚ずつ。 準備:すべてのプレイヤーにAとKを1枚ずつ配り、シャッフルして右隣へ渡す。 ・全員が一斉に、どちらか片方のカードを自分には見えないように額の前にかざす。 ・自由に会話をして、相手の反応から自分のカードがAかKかを推理する。 ・話し合いの時間が終了したら、一斉にどちらかの『告白』をする。 ・自分と同じ数字だと思う相手を指さす。 ・自分だけ違う数字だと思ったら誰も指ささずに手を上げる。 ・カードを公開し、結果によってポイントが増減する。先に5点になった者が勝利。
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