片島家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:10 UTC 版)
「家なき子 (1994年のテレビドラマ)」の記事における「片島家」の解説
片島 智之(かたしま ともゆき)〈25〉 演 - 保坂尚輝 すずの担任教師で、出生名は「倉田智之」。小学生の頃、父親が事業失敗を苦にして母親を殺害し逮捕。歳の離れた兄、智浩は思い出す事もない程に疎遠となっており、親戚をたらい回しにされた末、改姓の為に片島家の養子となった過去を持つ。血縁者を始めとする「過去に関わった人物」の誰とも大学卒業、就職後に接触を持っている様子はみられない。不幸な境遇や美術的才能などの共通点からすずにシンパシーを感じ、何かと力になる。一方、父親が殺人犯であることを知った悟志から度重なる脅迫を受けながら、次第に悟志からの誘惑と罠に溺れていく。絵を介して岡崎章子と知り合い交際。途中で章子が、日本有数の大企業である「OSエンタープライズ」の後継者と知ることになる。若くて容姿端麗な事もあり、京子と真弓の母子に好意を抱かれるほか、章子の母の玲子とも関係を持ってしまう。純朴で正義感の強い青年で、次第にすずも心を開いて行ったが、章子の持つ背後関係、そして浮上した後継者問題もあり、結婚に伴い、教職を退いて社長に就任。父親が手に出来なかった富と地位を手に入れたことから金の魔力に取り付かれ、周囲を簡単に裏切る人間へと変化。これまで自身に行った脅迫への復讐も兼ねて、自分の過去と経歴を知る悟志の殺害を企てた。そして、この事件の罪を自ら被って少年院に収容されたすずをも、口封じの為に殺害しようとするが失敗。のちに結婚披露宴会場に押し掛けてきたすずに屋上で罵られ、そしてテープレコーダーでやりとりを録音していた章子ともみ合う内にリュウに襲われて足を踏み外し、亡き両親との平穏な日々を取り戻したいという思いを頭に浮かべながら転落死した。 倉田幸助 演 - 鶴田忍 智之と智浩の父。実業家だったが、経営破綻・資金繰りに悩み、妻を殺害。一家心中を図ろうとするが失敗し逮捕(この頃、智浩は家を出て自立していた様子)。服役中に重病を患い、警察病院へ入院。死亡直前に智之の所在と変更後の姓である「片島」を口走ったのを、居合わせた悟志に聞かれ、悟志が智之を強請るきっかけを作ってしまう。
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