おも‐だか【沢=瀉/面高】
読み方:おもだか
1 オモダカ科の多年草。池沼や水田に生える。葉は鏃(やじり)形で、30〜60センチの長い柄をもつ。夏から秋、高さ40〜70センチの花茎を伸ばし、白色の3弁花を輪生する。はなぐわい。《季 夏》「—や芥(あくた)流るる朝の雨/紅緑」
2 紋所の名。オモダカの葉と花を組み合わせたもの。立て沢瀉・抱き沢瀉など。
源氏八領の鎧(よろい)の一。札(さね)は黒塗り、総萌黄(そうもえぎ)の糸で沢瀉威(おどし)にし、耳糸は白を用いたという。
たく‐しゃ【沢×瀉】
サジオモダカ
|
ヘラオモダカ
澤瀉
姓 | 読み方 |
---|---|
澤瀉 | おもがた |
澤瀉 | おもだか |
澤瀉 | さわだか |
沢瀉
沢瀉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/17 02:53 UTC 版)
沢瀉(おもだか、旧仮名遣いでは「をもだか」)の詳細は伝わっていないが、以下のような推測がなされている。 日本の鎧は、鉄や革に漆を塗った小札(こざね)を糸で綴じて(これを「縅(おどし)」という)作るが、ここで数種類の糸を使って袖(そで)や錣(しころ)に三角形の文様を描く手法を、オモダカの葉の形になぞらえて、沢瀉縅(おもだかおどし)と呼ぶ。沢瀉も、この形式の装飾が施された鎧と考えられている。 平治の乱では、義朝の次男源朝長が着用したという。敗戦で落ち延びる際に、雪中に脱ぎ捨てたという。
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