おも‐だか【沢=瀉/面高】
読み方:おもだか
1 オモダカ科の多年草。池沼や水田に生える。葉は鏃(やじり)形で、30〜60センチの長い柄をもつ。夏から秋、高さ40〜70センチの花茎を伸ばし、白色の3弁花を輪生する。はなぐわい。《季 夏》「—や芥(あくた)流るる朝の雨/紅緑」
2 紋所の名。オモダカの葉と花を組み合わせたもの。立て沢瀉・抱き沢瀉など。
源氏八領の鎧(よろい)の一。札(さね)は黒塗り、総萌黄(そうもえぎ)の糸で沢瀉威(おどし)にし、耳糸は白を用いたという。
おも‐だか【面高】
おもだか (面高)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島、中国それにシベリアや東南アジアに分布しています。水田や浅い池沼に生え、高さは60センチほどになります。葉は鏃形で、上部の裂片よりも下部の裂片のほうが長く、先端が尖ります。雌雄同株で、7月から10月ごろ、花茎を伸ばして白い花を咲かせます。花序の先端に雄花が、下部に雌花がつきます。名前は、葉のかたちが人の顔に見えることから。
●オモダカ科オモダカ属の多年草で、学名は Sagittaria trifolia。英名は Arrowhead。
おもだか
藚
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