演歌歌手デビュー
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1986年、NHKの『勝ち抜き歌謡天国』(和歌山大会)で名人となり、「関西演歌大賞カラオケコンクール」でも優勝。『勝ち抜き歌謡天国』で歌唱指導を担当していた猪俣公章の勧めで上京し、同年4月から約2年間、猪俣の内弟子となる。 本名が芸名となり、デビュー直前になったところで、師匠の猪俣は冬美の「冬」の字を寒い、寂れたようなイメージだと嫌って「冬美を『ふゆみ』と平仮名の芸名にして欲しい」と主張したが、既に各種印刷物など準備が進んでおり、それらを全部刷り直すのに資金も手間もかかるなどの理由からスタッフは猪俣を説得し直して、「坂本冬美」としてデビューすることとなった。 1987年に「あばれ太鼓」でデビュー。同曲は80万枚を超える売上を記録し、『第29回日本レコード大賞』などで数々の新人賞を獲得する。初期は同曲の他、「祝い酒」「男の情話」「男惚れ」など男歌が中心だった。本人は猪俣に「この歌は売れませんね」と言ってしまい、大目玉をくらった。 1991年に細野晴臣・忌野清志郎とHISを結成。アルバム『日本の人』発売。忌野とはそれ以前にもRCサクセションのアルバム『COVERS』に参加するなど、接点があった。2005年に発売された、NHKラジオ第1『旅するラジオ こんにちは!80ちゃんです』のテーマ曲「Oh, My Love」も、当初HISのユニットで発売予定だったが、坂本冬美個人名での発売となった。芸術選奨新人賞大衆芸能舞踊部門を受賞。 1993年の第44回NHK紅白歌合戦に出場した際、アニメ『美少女戦士セーラームーン』の主題歌「ムーンライト伝説」を森口博子、西田ひかると共に歌い、坂本はセーラーマーキュリーに扮していた。 火ざくら伝説/大下英治・著【1996年4月6日発刊】 内容は坂本冬美の誕生からデビュー、10周年を迎えるまでの軌跡を辿ったものである。 1997年1月13日にはNHK総合テレビの音楽番組『ふたりのビッグショー』にさだまさしと共に出演。この時、2人で『秋桜』を唄ったが、歌詞の内容に感極まって涙声になる一幕があった。
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