罪数
法条競合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/19 22:33 UTC 版)
条文の文面上は数個の構成要件に該当するように見えるが、それらの関係上、そのうち1つの構成要件にしか該当しないもの。以下のような類型が挙げられる。 特別関係数個の構成要件が一般法と特別法の関係に当たるもの(例としては、背任罪(刑法第247条)と特別背任罪(会社法第960条など)の関係が挙げられる)。特別法に当たる構成要件に該当する場合、一般法は適用されない。 補充関係数個の構成要件が補充・被補充関係に当たるもの(例としては、現住建造物放火罪(刑法第108条)と非現住建造物放火罪(刑法第109条1項)の両方にあたる場合)。被補充的な構成要件に該当する場合、補充的な構成要件には該当しない。 択一関係1つの行為に適用可能な構成要件が複数存在するが、それらが両立しないもの(例としては、横領罪と背任罪が挙げられる)。そのうちの1つの構成要件のみに該当する。
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