沖縄編登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 09:42 UTC 版)
上間夏子(うえま なつこ) 第三十八煎「ウミカジの流儀」で登場。貿易会社を営んでおり、桜井教授とはそれが縁(彼の実家は、貿易業)で、先代からの付き合いがある。娘が一人いる。 夫とは長く別居していて、鈴たちには「(本土へは)仕事で行っている」と告げていた。実は12年前。夫が仕事のために遠縁が経営する運送会社で繁忙期にトラックドライバーとして働いていたが、無免許運転の車と事故を起こしたことで大口の顧客を失い大変なことになってしまっていた。 実は、桃花の祖母・菊梅の兄が、沖縄がアメリカの統治下にあった頃。沖縄と台湾の密貿易に関わっていた。 鈴が煎れた、「静岡 深蒸し仕立ての「掛川茶」」を飲み、娘の婚約者と和解。 その後。出奔した夫とは、密貿易に関する資料集め等がきっかけとなり、12年ぶりに再会を果たした。 上間波里(うえま はり) 第三十八煎「ウミカジの流儀」で登場。夏子の娘。 実は婚約者がいて、前述の事情で「12年戻ってません」と鈴たちに打ち明け、結婚式には父に出て欲しいと告げた。 鈴が煎れた、「軽発酵茶「春巡」」を飲み、母に結婚の話を打ち明けた。 久部良洋(くぶら よう) 第四十一煎「差異は彩り」で登場。波里の婚約者。与那国出身。 ネットに詳しく、鈴と桃花がお茶に関する資料を調べる過程で桃花の大叔父が密貿易に関わっていたことから、自身の育った与那国の資料を収集。 「しゃべると良く 人を怒らせる」性格。 許桃花の大叔父(シュ・タオファのおおおじ) 菊梅の兄。回想シーンに登場。戦後間もない頃、沖縄と台湾の密貿易に関わっていた。 沖縄の女性と結婚していた。1947年(昭和22年)に発生した、「二・二八事件」がきっかけとなり、排日運動(李の項を参照)が激化したことから、妻子を連れて台湾を離れ、沖縄へ移住。 桃花が台湾へ帰国後。さらに詳しく調べた結果、「沖縄で茶業を起そうとし 茶に適した土地を探してまわる旅路でマラリアで命を落とした」ことが判明。その後、大叔父の息子(菊梅の甥)が見つかり、桃花・菊梅と対面を果たした。
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