江戸指物
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江戸指物 |
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えどさしもの |
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木工・竹工品 |
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箪笥、机、台、棚、箱物、火鉢、茶道・邦楽用品 |
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江戸時代、徳川幕府は多くの職人を全国から呼び寄せて、神田・日本橋周辺に、大工町、鍛冶町、紺屋町などの職人町をつくり手工業を発達させました。江戸時代の中頃には消費生活の発達につれて、大工職の仕事は楢物師(ひものし)、戸障子師、宮殿師などの職業に分かれていきました。その一つが指物師で、現在に続いています。 |
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東京都/台東区、荒川区、足立区、葛飾区、江東区 |
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平成9年5月14日 |
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朝廷用・茶道用が発達した京指物に対し、江戸指物は、武家用、商人用および江戸歌舞伎役者用のものが発達したことが特徴です。 木材の木目の美しさ最大限に生かし、あまり装飾的になることを避け、すっきりとした造形と堅牢な作りで江戸の粋を表現しています。 特に、御蔵島の桑材は、「島桑」と呼ばれて最高の材料であると評価を受けています。 |
江戸指物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 07:50 UTC 版)
江戸時代、徳川幕府は全国から多くの職人を呼び、職人町を興し手工業を発達させた。江戸の神田・日本橋周辺の大工町・鍛冶町・紺屋町など。江戸時代の中頃に生まれた指物師は、消費生活の発達につれて大工職の仕事が楢物師(ひものし)・戸障子師・宮殿師などと同じ細分化の一つといわれる。 江戸で発展した江戸指物は、武家や町人・商人によく使用された。その風土ゆえに華美な細工は好まれず、素材の木目の美しさを活かした淡泊な木目に渋味を持ち合わせた漆塗りが好まれた。1997年(平成9年)5月14日、江戸指物は木工品として経済産業大臣指定伝統的工芸品の指定を受けた。現代の主要製造地域は、東京都の台東区・荒川区・足立区・葛飾区・江東区である。
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