民謡・俗謡とは? わかりやすく解説

民謡・俗謡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 02:13 UTC 版)

田原坂」の記事における「民謡・俗謡」の解説

西南戦争歌った民謡・俗謡として、「田原坂豪傑節)」「豪傑節(新豪傑節)」がよく知られている。両者文句が共通で、節が異なる。大正期熊本留吉レコード両面吹き込んだのが最初で、当初括弧内のタイトル用いていた。タイトル通り田原坂豪傑節)」が元唄で、「豪傑節(新豪傑節)」は元唄を三弦調にアレンジしたのであるその後、「田原坂豪傑節)」は美ち奴赤坂小梅等がレコード化全国的に知られたが、一般に豪傑節(新豪傑節)」の方がより流行し山村豊子、赤坂小梅新橋寿、新橋喜代三など多く歌手レコード化している。戦後には「豪傑節(新豪傑節)」をモチーフ作られた「田原坂」という歌謡曲作られ神楽坂はん子レコード化してヒットした。また昭和40年代には、元は速いテンポ唄われていた「田原坂豪傑節)」のテンポをやや落としてはずんだリズムにし、音頭風のアレンジ施した田原坂」を赤坂小梅レコード化し、盆踊り市街地流し踊り等で盛んに流され流行した。 「田原坂豪傑節)」 は降る降る人馬濡れる、越すに越されアラ田原坂 右手(めて)に血刀左手(ゆんで)に手綱馬上豊かな アラ美少年 春は秋ならもみじ、夢も田原アラ草枕 を褥に夢やいずこ、肥薩の天地 アラ秋さびし留吉美ち奴レコードでは「アラ」を挿入して唄っているが、赤坂小梅音頭調のアレンジでは「アラ」を省いて唄っている。 「豪傑節(新豪傑節)」 は降る降る人馬濡れる、越すに越され田原坂 ※以下、歌詞は共通。 上記2曲に比べる知名度はやや劣るが、戦前には「隊長さん節」という俗謡流行し山村豊子、赤坂小梅らによってレコード化された。小梅は、隊長さん節に新豪傑節を接続して唄った音源残しており、「豪傑節」のタイトル発売している。 「隊長さん節」 ハー西郷隆盛話せる男 国のコラショイ 国のためなら死ね云うた (囃子今度戦争にゃどうでも行こたい 行かなきゃおいらの身が立たぬ アラショカショカネ どうしょ隊長さん ハー天下取るまで 大事なにコラショイ 食わしてなるものか (囃子)間ただ一発だね どうしょ隊長さん ショカショカドンドン 「田原坂」は植木町にある熊本市立五霊中学校卒業式歌われることが伝統となっている。

※この「民謡・俗謡」の解説は、「田原坂」の解説の一部です。
「民謡・俗謡」を含む「田原坂」の記事については、「田原坂」の概要を参照ください。

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