段階別の開発計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 05:33 UTC 版)
計画では開発の段階を4つに分けており、既に竣工しているB-3地区の賃貸マンション「シャレール海岸通」に続いて第2段階、第3段階の開発とされている。第2段階とされるA-3地区の日本セレモニーによる商業施設(後に結婚式場「ノートルダム横浜みなとみらい」と公表)は2013年内に着工して2014年の完成を目指していたが、その後に延期され2015年5月に着工、2016年7月に完成(翌月グランドオープン)を迎えた。 また、第3段階とされるA-4地区の超高層ビルは2013年5月の時点で2014年内に着工して2018年の完成を目指すとしていたが、その後も建設コストの高騰などから度々延期され、2015年5月には事業者に三井不動産レジデンシャルを加えて2016年春までに設計(鹿島による)を完了し2019年の完成を目指すという発表、さらに2016年3月には同年10月に着工して2020年1月の完成を目指すという発表がなされている。同超高層ビル(58階建ての超高層ミクストユースタワー)は2016年11月1日付で着工(完成は2020年2月の予定)となったことが正式に発表されているが、この発表の際には事業者名が三井不動産レジデンシャルと丸紅の2社のみとなっており、当初からの主事業者であった森ビルの名が外れている(ただし実際に開発から撤退しているのか、またその経緯や今後の関わりなどの詳細は不明)。当初は保存を計画していた歴史的建造物「旧帝蚕倉庫」(旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用倉庫として大正15年〈1926年〉建築)については解体した上で外観および内装を復元、超高層ビルの用途については2013年5月の時点で以前の集合住宅・ホテル・オフィス・商業施設などから一部変更し、ホテルの誘致を断念した上で住宅容積率を増やすと発表していたが、2015年5月時点の計画では用途等が再度変更となった模様で集合住宅の他にホテル、商業施設、文化施設(オフィスの誘致は断念)としている。2016年11月の着工発表によると、ホテル部分として長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッド」が横浜エリアに初進出し、地上約150mには展望フロアも併設するとしている。また、集合住宅部分は三井不動産レジデンシャルおよび丸紅による分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」(1176戸)で、最上階の58階は分譲マンションとしては市内最高層となっている。 なお、4つの地区(A-1、A-2、B-1、B-2)が第4段階の開発(2013年5月末時点で計画の詳細は未公表)とされている。B-2地区にあった万国橋ビルは2012年12月に解体され、約85年の歴史を終えている。このB-2街区では、UR都市機構が2014年12月〜翌年1月にかけて事業者の募集および入札を行っており、事業者は入札価格が最も高かったアパマンション(分譲マンションの建築等を行うアパグループ企業)に決定した。アパグループでは、この土地に1棟の建物としては日本国内最大となる客室数2,311室の「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」を建設し、2019年8月に完成(翌月グランドオープン)している。また、A-1およびA-2地区においても大和地所と住友不動産が集合住宅・ホテル等の複合開発(最高高さ約162m、延床面積約98,960m2)を2021年から2025年にかけて行う予定である。さらに残りのB-1地区においても、当地にて戦後より倉庫を構えていた日新が2011年9月の中間決算において、3〜4年後までに集合住宅を中心としながら商業施設も建設したいという意向を表明していたが、2017年4月時点では計画の詳細や開発時期など未定のまま着工しておらず、集合住宅・店舗・オフィス等の複合開発(延床面積約96,000m2)を今後行う方針としていた。その後、2021年5月には日新が、東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険と共に集合住宅・オフィス・商業などからなる複合施設開発(高さ約150m級)を2027年の完成を目指して行うことが発表された(日新が当地にて運営している暫定駐車場は開発が始まるまで継続予定)。
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