段階ごとの習得過程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 14:39 UTC 版)
「ウィンドサーフィン」の記事における「段階ごとの習得過程」の解説
ウィンドサーフィンは他のスポーツと比較して難度が高いと言われる。これは水面に浮かんだ板状の浮力物に直立するという不安定な状態で常に強弱があり一定しない風を捉えなければならず、ボード部とリグ部という異なる動きをとる2つの道具を手足で同時に操作しなければならないためである。なお、波がある場所では、波へ合わせた道具操作が必要となるため難度はさらに高くなる。 ウィンドサーフィンというスポーツは、プレーニング時における水面を高速滑走する爽快感なくして語れないものであるが、プレーニング時におけるボード上での人とリグの主従関係が逆転する状態となることが初級者のプレーニング習得を困難にしている原因でもあり、初級者が中・強風時に微風時と同様のリグ操作により、ボード上に直立してリグを引こうとすると風の力で投げ飛ばされ、水中に放り投げられてしまうこととなる。 <ウィンドサーフィンの始め方> (1) 専門店等が主するスクール 色々なことをいきなり自分で理解するのは難しいので、入門の最も一般的な方法は、ウィンドサーフィン用具の専門店などが主催するスクールに入ることである。スクールならば技術指導・道具・ゲレンデがそろっており心配がない。最も一般的なのが「体験コース」等の名称の、とりあえず1日だけ体験するコースでウィンドサーフィンに触れ、さらに真剣に継続するか決める、というものである。あるいは、すでに気合が入っている人は最初から「3日間コース」や「初級コース」などの名がついたコースで始める方法もある。スクールでは初心者に適した道具を使い練習できる。 (2) 独学 他人から指図されるのは嫌だという人も多く、そのような人は自分で道具を揃えて独学で始めるが、正しい知識・情報を判断することも技術的なアドヴァイスを得ることもできないので、間違った方向に進み上達の速度が遅くなるリスクが高い。また最初から道具にお金がかかる。 (3) 知人経験者からのレッスン 経験者の知人・友人から教わる方法。メリット・デメリットはケースバイケースで、費用がかからない、気楽にできる、というメリットがあるが、その人物がたとえウィンドサーフィンは上級者でも、教えることに関しては下手な場合もあり、初心者レッスン向きでない道具やゲレンデを選ばれてしまうケースもある。なお、中・上級者用の道具のボードは浮力が小さく不安定で、セイルの重量が重いため、初心者には非常に扱いにくく最も上達が遅くなるため、知人に道具を借りる場合には入門者・初心者用の道具であることを確認をしたほうがよい。 なお、各段階で習得する主な技術は、以下のとおりである。
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