機関誌『探偵趣味』とは? わかりやすく解説

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機関誌『探偵趣味』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 10:00 UTC 版)

探偵趣味の会」の記事における「機関誌『探偵趣味』」の解説

設立当初は、春日野友人発行していたタブロイド判週刊紙『サンデー・ニュース』に会報掲載されていた。その後1925年9月に機関誌『探偵趣味』が創刊された。発行元大阪サンデー・ニュース社であった。第4輯(1926年1月号)から東京春陽堂赤字覚悟発行引き受け一般書店でも販売されるうになる創刊当初編集同人持ち回りであった各号担当以下の通りである。 江戸川乱歩1925年9月春日野緑1925年10月小酒井不木1925年11月西田政治1926年1月甲賀三郎1926年2月村島帰之1926年3月延原謙1926年4月本田緒生1926年5月巨勢一郎1926年6月牧逸馬1926年7月横溝正史1926年8月) 第12輯(1926年10月号)から編集当番制を廃止し小酒井不木甲賀三郎江戸川乱歩の3人による共同編集謳ったが、実際に編集担当していたのは水谷準であった乱歩によれば発行部数最大5000 - 6000程度だったという。 乱歩は、『探偵小説四十年』の中で、1926年大正15年11月当時同人として以下のメンバー挙げている。 浅田浅野玄府 江戸川乱歩 大下宇陀児 大野木三郎 小流智尼一条栄子春日野緑 片岡鉄兵 川口松太郎 川田功 神部正次 国枝史郎 甲賀三郎 小酒井不木 巨勢一郎巨勢一郎島田美彦 城昌幸 白井喬二 妹尾韶夫 高田義一郎 田中早苗 地味井平造 角田喜久雄 西田政治 延原謙 土師清二 羽志主人羽志主水長谷川伸 久山秀子 平林初之輔 福田正夫 保篠龍緒 本田緒生 牧逸馬 正木不如丘 松野一夫 水谷準 村島帰之 森下雨村 山下利三郎 山本禾太郎 夢野久作 横溝正史 吉田甲子太郎 このほかの出版活動として、1926年には「探偵趣味叢書」を企画春日野緑秘密の鍵』(サンデー・ニュース社1926年)などを刊行また、1926年から1929年昭和4年)まで、春陽堂から年度別アンソロジー創作探偵小説選集』(1925年版 - 1928年版、全4輯)を刊行している。 しかし、探偵小説ブームとなり、発表媒体増えたことで、かえって同人誌である『探偵趣味』への寄稿減っていった。1928年昭和3年9月浅川棹歌への編集長交替平凡社への移籍告知されるが、これは実現せずそのまま廃刊となった乱歩後年平凡社版『江戸川乱歩全集』(1931年 - 1932年、全13巻出版際し、その別冊付録として、『探偵趣味』の題号流用した雑誌探偵趣味』を発行している。

※この「機関誌『探偵趣味』」の解説は、「探偵趣味の会」の解説の一部です。
「機関誌『探偵趣味』」を含む「探偵趣味の会」の記事については、「探偵趣味の会」の概要を参照ください。

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