横濱貿易公司(はんぴんぼうえきこうし)
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「龍が如くシリーズの登場人物」の記事における「横濱貿易公司(はんぴんぼうえきこうし)」の解説
『7』に登場した馬淵昌が社長を務めている貿易会社。中国系マフィア「横浜流氓」のシノギの一つになっており、横浜の伊勢佐木異人町を拠点としているが、実態は人民元での現金一括払いを謳い文句に中国から干しアワビやフカヒレといった高級食材を業者から直接輸入しては中華街のレストランなどに原価そのままの値で卸すというダンピングを行っており、また業者に対価として支払っているのは偽造人民元であり、卸先にて対価を「本物の日本円」で受け取るという一種のマネーロンダリングで利益を得ていた。また、荷物の搬入を人力で行ったり、倉庫の一角に机を設けて事務所とするなど時代錯誤な業態が目立つ。 偽造人民元は横濱貿易公司内で製造しているもので、その材料は横濱貿易公司が高級食材に紛れて輸入している「謎の紙片」を使って行われている。これはコミジュルが行っている日本円の偽造に使われる特注の紙の輸入を横浜流氓が担当しているもので、馬淵がそれを勝手に流用しているものだが、横浜流氓の総帥である趙はそれを知っていて黙認している。部下にも生活があるためある程度の勝手なシノギには目を瞑ろうという趙の個人的な考えの他、これを咎めるとその紙の本来の使い道への言及が避けられない、即ち異人三それぞれのトップしか知らない「敵対しているはずの三すくみの結託による偽札事業」を部下に説明しなければならなくなるため、咎めようにも咎められないという事情があった。 厳(げん) 横濱貿易公司の現場監督で、倉庫の現場を仕切る大柄且つ強面の男。バイリンガルであり、日本人従業員には日本語、取引先の中国人相手には中国語で話すことができる。また、取引が立て込んで支払い用の現金が不足した際には偽札用の特殊用紙を持ち出して偽造人民元を調達しており、偽札製造の実態を把握していた。戦闘では一戦目はハンマー、二戦目はパワーショベルとバールを用いて戦う。偽札ビジネスの実態を探ろうとした春日達が偽札を持ち帰ろうとするのを見つけ、部下と共に襲い掛かるが、返り討ちにされた。その後、馬淵のアジトで尋問を受けていた春日達を星龍会への見せしめとして拷問すると共に処刑するように馬淵に命じられるが、ハンによって解放された春日に部下諸共倒された。その後はアジトからの脱出を試みる春日達を地下通路の出口前で迎え撃つも失敗した。
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