植民地時代の活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 00:55 UTC 版)
植民地時代の主な活動としては、以下のようなものが挙げられる。 ハングルの日の制定:訓民正音創製480年に当たる1926年陰暦9月29日を「カギャの日(가갸날)」とし、1928年に「ハングルの日」と改称した。なお、現在のハングルの日は陽暦10月9日である。 雑誌「ハングル」の刊行:朝鮮語の学術研究と朝鮮語を通した民族意識の涵養のために、1927年に創刊した。民族主義的な内容により、発行停止などの処分を受けることもあった。 言語規範の制定:1933年に「朝鮮語綴字法統一案(한글 맞춤법 통일안)」、1936年に「査定した朝鮮語標準語集(사정한 조선어 표준말 모음)」、1941年に「外来語表記法統一案(외래어 표기법 통일안)」など、朝鮮語に関する各種の規範を定めた。これら規範はその後の南北の規範の基礎になっている。 辞典編纂:1929年に朝鮮語辞典編纂委員会を設置して辞典編纂事業を進めたが、初版の校正刷りが出る1942年に朝鮮語学会事件が起こり作業は中断された。解放後に1947年に「大辞典(큰사전)」として第1巻が刊行され、1957年に最後の第6巻が刊行された。 啓蒙活動:識字率が低かった植民地時代において、識字率を高める活動の一環として朝鮮語教材の編纂などを行った。このような活動は朝鮮解放直後には、学校教育において「国語」として復権した朝鮮語の教員養成などの活動へと続いた。
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