株式会社ノリタケスーパーアブレーシブへ
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「ノリタケスーパーアブレーシブ」の記事における「株式会社ノリタケスーパーアブレーシブへ」の解説
1977年(昭和52年)に開発したプレス一体成型のダイヤモンドカッターはチップの飛散が少ないことなどから工具メーカーへの売上が好調であった。1975年(昭和50年)には従来小型製品の生産に用いられていたメッキ法を大型のダイヤモンドホイールに用いる製法を開発している。また、1980年(昭和55年)に生産を開始したコンクリート切断用のダイヤモンドブレードは土木用ダイヤモンド工具大手の日本フレキ産業に採用され、アメリカでも反響を呼んだ。 1980年(昭和55年)12月にノリタケダイヤと日本陶器が出資し、クイーンダイヤ株式会社はノリタケグループの一員となった。同社の業績はその後も伸び、業務拡大のため1985年(昭和60年)からはノリタケダイヤから向日市の工場を借りている。また、1988年(昭和63年)に開発した砥粒の交換が不要なドレッサはメンテナンスが容易なことからヒット商品となった。 ノリタケダイヤは1986年(昭和61年)にベアリング用の精密で寿命の長い研磨板を開発し、半導体原料のシリコンを切断するウェハー用ブレードの生産も同年に始めた。さらに1987年(昭和62年)に石材用、翌1988年(昭和63年)にはコンクリート用のワイヤーソーを開発するなど商品開発力が向上するとともに、生産面でもプレス一体成型のラインを自動化するなどの成果を上げて業績は向上していった。 また1980年代後半のファインセラミックス新素材の開発を受けて、1990年代前半には鏡面研削用の微細粒ホイールや耐熱性・剛性にすぐれたホイールなどを商品化している。1996年(平成8年)には第六工場を建設し、これに合わせて本社工場内の装置などの再配置を行なっている。2002年(平成14年)4月1日にノリタケダイヤは社名を現在の株式会社ノリタケスーパーアブレーシブに変更し、この際にノリタケカンパニーリミテドからCBN砥石などの製造工場を移管した。また、同日クイーンダイヤも株式会社ノリタケスーパードレッサーに社名を変更している。 2011年(平成23年)4月1日に、ノリタケボンデッドアブレーシブとともにノリタケカンパニーリミテドに合併された。
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