松橋駅とは? わかりやすく解説

松橋駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/22 03:48 UTC 版)

松橋駅
東口(2017年1月)
まつばせ
Matsubase
宇土 (4.8 km)
(6.2 km) 小川
所在地 熊本県宇城市不知火町御領710[1][2]
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 鹿児島本線
キロ程 212.3 km(門司港起点)
電報略号 マツ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,716人/日(降車客含まず)
-2024年-
開業年月日 1895年明治28年)1月28日[1][3]
備考 直営駅
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松橋駅(まつばせえき)は、熊本県宇城市不知火町御領にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線である[1]

歴史

年表

旧駅舎(2006年1月)
西口(2017年1月)

駅名の由来

  • 開業時の地名・松橋町が由来、駅所在地は隣村であった不知火村だった。
  • 古くは「松葉の瀬戸」や「松馳」と読まれていた。
  • 「松橋駅」の近くにある宇土半島は元々は島であり、不知火海有明海海峡で繋がっていた。この海峡は古くから「松葉の瀬戸」と言われ、いつしか「まつばせ」になり「松馳」と記された。この地が大野川を徒渉したところで後にが架かり、今の「松橋」に改名したという。「松橋」を「まつはし」と呼ばないのにはこのような歴史があるためである。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅橋上駅舎を備える。東口と西口は自由通路で結ばれている。西口広場は2017年3月に整備完了した。

直営駅であるが、駅長の配置はない。2023年9月まではJR九州サービスサポートが運営する業務委託駅であった。

宇城市の中心駅であり、かつては宇土半島への観光地として賑わっており優等列車の停車駅で、一部特急列車や急行「えびの」「くまがわ」が停車していた。九州新幹線開業後は特急「九州横断特急」が早朝上り1本、夜間下り1本が停車していたが、2016年3月26日ダイヤ改正で特急列車が全て廃止され、2017年3月4日ダイヤ改正から運行を開始した特急列車も全列車通過となったため、普通列車のみの停車駅となった[7]

のりば

のりば 路線 方向 行先
1 鹿児島本線 下り 新八代八代方面
2 上り 熊本玉名大牟田方面
過去ののりばについて
2015年6月28日までは、駅舎から1番線(八代方面)・2番線(特急往来時期の待避線)・3番線(熊本方面)の2面3線だった。

利用状況

  • 1日平均乗降人員の推移は以下の通り。
乗降人員推移
年度 1日平均人数
2005 3,574
2006 3,567
2007 3,474
2008 3,498
2009 3,336
2010 3,352

2016年からの1日平均乗車人員の推移は以下の通り[12]

年度 1日平均
乗車人員
増加率
2016年 1,764
2017年 1,758 -0.3%
2018年 1,736 -1.1%
2019年 1,724 -0.7%
2020年 1,340 -22.3%
2021年 1,426 6.4%
2022年 1,504 5.5%
2023年 1,633 9.2%
2024年 1,716 5.1%

駅周辺

駅前

西側は田畑と住宅が混在しているが、駅舎のある東側は松橋市街地を形成している。また、駅前には松橋駅前バス停がある。

バス路線

駅前および駅周辺のから利用可能のバス路線は下記の通り

停留所名 運行事業者 路線名 行先 備考
駅前東口ロータリー
松橋駅 産交バス 宇土砥用線
松橋砥用線
宇土本町二丁目
砥用中央(佐俣の湯
宇土本町二丁目始発便(平日最終便・土曜初発便)は「佐俣の湯」(施設内)は経由しない。
宇土松橋(松橋駅経由)線 松橋産交 平日(8時台の1便)のみ運行
松橋産交到着後に「八代(八代産交)」行きとなる。
熊本バス M6-3:城南線(松橋系統) 桜町バスターミナル(曲野・城南イオンモール熊本 平日・土曜のみ運行
駅東交差点付近[13]
松橋駅通り 産交バス 松橋三角線 松橋産交
三角産交(松合)
平日・土曜のみ運行

隣の駅

九州旅客鉄道(JR九州)
鹿児島本線
区間快速・普通
宇土駅 - 松橋駅 - 小川駅

脚注

  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、24頁。 
  2. ^ 熊本支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月30日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、685頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)  {{cite news}}: |date=の日付が不正です。 (説明); |title=は必須です。 (説明)
  5. ^ 松橋駅周辺整備工事に関するお知らせ”. 宇城市. 2016年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月17日閲覧。
  6. ^ のりば変更のお知らせ”. 九州旅客鉄道 (2015年6月). 2015年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月17日閲覧。
  7. ^ a b 平成 28 年春ダイヤ改正” (PDF). 九州旅客鉄道 (2015年12月18日). 2022年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月19日閲覧。
  8. ^ 宮上良二: “JR松橋駅の新駅舎完成 地域の東西つなぐ「自由通路」も”. 西日本新聞経済電子版. 西日本新聞社. 2016年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月17日閲覧。
  9. ^ THE UKI NEWS LETTER 東口駅前広場の工事が完了 JR松橋駅周辺が使いやすく便利になりました”. 令和4年広報うき「ウキカラ」1月号. 宇城市. pp. 22-23. 2022年12月17日閲覧。
  10. ^ 北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
  11. ^ 鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
  12. ^ 駅別乗車人員
  13. ^ 松橋駅通りバス停(位置) - Googleマップ

関連項目

外部リンク

  • 松橋駅(駅情報) - 九州旅客鉄道




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