松本零士とドラグーンとは? わかりやすく解説

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松本零士とドラグーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 14:20 UTC 版)

戦士の銃」の記事における「松本零士とドラグーン」の解説

この銃のモデルとなったコルトドラグーンコルトM1848)は1973年連載開始された『ワダチ』に登場している。この作品地球捨てて新し惑星国ごと移住する日本人描いているが、彼らには新天地身を守るための武器として近代的な銃器所持許されず、黒色火薬使用前装銃しか許されていなかった。これはこの移住計画進めた佐渡教授思想よるものである。佐渡教授から主人公山本轍に手渡されスーツケース入りの銃のセットドラグーンを含むコルト社の前装式リボルバーで、その中で轍が実際に使用したのがドラグーンである。 佐渡教授はこの銃について「人類希望と無限の未来を信じていた時代武器」というような表現熱弁振るっており、佐渡教授の口を借りた松本零士思い入れ窺えるまた、同様のパーカッションロック式リボルバー登場する作品もう一つ海軍拳銃1851』がある。こちらに登場するのはコルトM1851で、この作品は反機械化と夢の復活謳い人類誕生前地球行きそこのアダムとイブになるという話であるが、松本分身とも言える主人公を誘う教授曰くこれ以上発達した武器人類から夢を奪うだけだ」といって機械に頼るだけの人類現状侮蔑するような言葉使っている。これは松本現代社会陥るやも知れない負の未来対す警鐘である。 トチロードラグーンを結ぶ作品としては、『ガンフロンティア』原型になった読切作品幽霊西部人(ゴーストウェスターナー)』『同2』がある。これにはすでにビジュアルデザイン固まった眼鏡のガニマタチビで帽子マントトチローが、日本人鍛冶によりドラグーン一回り小さくしつつ、の質と精度はるかに凌駕してコピーした銃を二丁拳銃とする名人級のガンマンとして登場する。この作品では、一丁しか銃をもたない場合火薬倍量詰めて貫通力高める、という先込め雷管式特徴生かしたトリック登場している。 同銃を松本作品中頻繁に登場させるのは、松本自身がこれを自身所有古式銃に分類されるため美術品として所持登録)していることも理由として大きい。

※この「松本零士とドラグーン」の解説は、「戦士の銃」の解説の一部です。
「松本零士とドラグーン」を含む「戦士の銃」の記事については、「戦士の銃」の概要を参照ください。

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