朱成虎発言とは? わかりやすく解説

朱成虎発言(2005年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 13:48 UTC 版)

中国脅威論」の記事における「朱成虎発言(2005年)」の解説

2005年7月14日に、国防大学教授中国人民解放軍少将朱成虎香港で『ウォール・ストリート・ジャーナル』や『フィナンシャル・タイムズ』など各国報道機関前にアメリカ台湾有事介入した場合中国核戦争辞さない発言した発言以下の通り。 「我々(中国)は核兵器先制攻撃により中国以外人口を減らすと共に自民族を温存させる事に力を注ぐべきで、この核戦争後に百年余り屈辱満ちた歴史清算し未来永劫この地球支配する様に成るだろう。世界の人口無制限に迅速に増加している。今世中に爆発的増加極限到達するはずだ。しかし地球上資源有限なのだから、核戦争こそ人口問題解決するもっとも有効で速い方法である。中国政府全力核兵器開発取り組んでおり、十年以内には地球上半数上の人口を消滅させるだけの核兵器装備することが可能である。中国西安以東全都市が焦土となる事を覚悟している。米国数百都市破壊される事を覚悟しなければならない」 「もしアメリカ中国台湾との軍事紛争介入しミサイル誘導兵器中国領土内の標的向けて発射すれば中国核兵器反撃する現在の軍事バランスでは中国アメリカ対す通常兵器での戦争戦い抜く能力はないからだ」 「アメリカ中国本土以外で中国軍航空機艦艇通常兵器攻撃する場合でも、中国側からのアメリカ本土核攻撃正当化される。(アメリカによる攻撃結果)、中国側西安以東すべての都市の破壊覚悟せねばならない。しかしアメリカ数百都市中国側による破壊覚悟せねばならない」 — 朱成虎2005年7月14日 2005年7月15日、この朱成虎少将発言に対してアメリカ合衆国国務省スポークスマンショーン・マコーマックは、「極めて責任で、中国政府立場代表しないことを希望する。非常に遺憾」と非難し7月22日にはアメリカ合衆国下院は、発言撤回朱成虎少将罷免求め決議採決した中国政府はのちに公式見解ではないと発表したが、これについて台湾高等政策研究協会執行長官楊念祖(中国語版)は、「核攻撃発言アメリカ日本向けられたものであり、中国政府はこの発言で、米日両国の反応試し両国態度探りたいのだろう」という見解示した

※この「朱成虎発言(2005年)」の解説は、「中国脅威論」の解説の一部です。
「朱成虎発言(2005年)」を含む「中国脅威論」の記事については、「中国脅威論」の概要を参照ください。

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