札幌プラザ2・5〜スガイディノスへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:53 UTC 版)
「札幌東宝プラザ」の記事における「札幌プラザ2・5〜スガイディノスへ」の解説
2011年(平成23年)7月8日の北海道新聞の報道で、同年8月31日をもって閉館することが明らかとなった。道央圏ではこの年、白石区にあったディノスシネマズ札幌白石が閉館(5月8日)、千歳市にじゃがポックルシアターがオープン(7月15日)した他、同年後半以降上映方式のデジタル化を果たす映画館・シネコンが相次いだが、東宝プラザは3Dデジタル以外すべて35mmフィルム上映で営業を全うする結果となった。ロードショー最後の番組は邦画が7月16日封切の『コクリコ坂から』(宮崎吾朗監督)、洋画が7月30日封切の『カーズ2』。同年8月20日から31日までさよなら上映会が行われ、『網走番外地 大雪原の対決』をもって三友館時代から86年に及ぶ映画館としての営業を終了。札幌市内における大手映画会社の名前を冠した映画館はこれで消滅したが、ススキノラフィラ(2020年5月17日閉店)跡地に建設される複合施設内にTOHOシネマズが2023年に開業されることが報じられた。 跡地は同年9月1日より貸ホール『札幌プラザ2・5』として改修されることなく存続し、試写会などのイベント利用や札幌映画サークルの自主上映の他、札幌国際短編映画祭も継続して行う。 2014年(平成26年)7月28日、それまで狸小路3丁目にあったキクヤ運営のライブハウス『メッセホール』が地下1階部分に移転オープン。これに伴う改装により、スクリーン正面にステージが付いた。その後2017年(平成29年)1月1日にメッセホールは『BFHホール』に改称し、地元の若手お笑い芸人のライブにも使用するようになったが、平成終了を目前にした2019年4月1日に「札幌プラザ2・5」と名称が戻る。 2019年(令和元年)6月2日をもって南3条西1丁目にあった旧ビルでの営業を終えたスガイディノスの映画館とゲームセンターが、2020年(令和2年)に札幌プラザ2・5内にて再オープンする計画が起こった。これに伴い札幌プラザ2・5は同年2月末をもって現体制での映画館業務を終了し、4スクリーン体制の『ディノスシネマズ札幌劇場』が入居する。同年7月22日に「サツゲキ」として、改装・グランドオープン。東宝プラザの閉館から約9年ぶりに常設映画館に戻った。なお、札幌プラザ2・5での開催を取りやめた札幌国際短編映画祭は、同年度の第15回以降の開催を主にオンライン上に移し、特別上映を札幌文化芸術劇場内のクリエイティブスタジオで行っている。
※この「札幌プラザ2・5〜スガイディノスへ」の解説は、「札幌東宝プラザ」の解説の一部です。
「札幌プラザ2・5〜スガイディノスへ」を含む「札幌東宝プラザ」の記事については、「札幌東宝プラザ」の概要を参照ください。
- 札幌プラザ25〜スガイディノスへのページへのリンク