更新改造車(1000形)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 20:16 UTC 版)
「水間鉄道7000系電車」の記事における「更新改造車(1000形)」の解説
水間鉄道は、2005年から行った会社更生を完了させたことを受け、2006年度より7000系は順次内・外装の更新を受けることとなった。出発式を行った同年12月16日より1001F(元7002F)が、また2007年3月初頭より1003F(元7001F)、同年4月末より1005F(元7051F)、6月23日より1007F(元7052F)がそれぞれ営業運転に就いている。 主な変更点は次の通り。 前面・側面にカラー帯の追加(1001F:赤、1003F:青系、1005F:緑系、1007F:オレンジ系。前面にはさらに白帯が入る。) 側面の社紋をCIイメージから編成ごとに四季をイメージしたデザインに変更(1001F:コスモス、1003F:ツバキと水間寺の塔、1005F:サクラとチョウ、1007F:山と川とトンボ) 前面行先表示のLED化 運転台下部にATS車上子保護の排障器の設置 非冷房車への集約分散式冷房機設置(電源用の電動発電機は南海電気鉄道7100系からの発生品を流用) 交通バリアフリー法への適合(運転室後部に車椅子スペースの設置、ドアチャイム・ドア開閉予告ランプの装備、運転室後部と連結部に次駅案内装置の設置) 自動放送装置を8トラテープから音声合成装置へ変更 連結部への転落防止装置の設置 室内化粧板・床材・座席モケットの更新 ATS関連機器の装備 ワイパーを空気式(先頭車化改造車は手動式)から電気式に交換 車体各部のHゴムガラス支持を金属押さえ支持に交換 車体各部に残っていた東急時代の補助機器の総撤去と、撤去跡をステンレス板による埋め立て(継接ぎのような埋め板が多数見られるようになる) なお、車内のつり革には手を加えられていないため、東急百貨店やBunkamuraや渋谷109等東急時代の広告が残っており、非常通報装置も紐式のままである。
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