ČD 814系ディーゼル動車
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「チェコスロバキア国鉄810形ディーゼル動車」の記事における「ČD 814系ディーゼル動車」の解説
チェコ鉄道814形ディーゼル動車は、812形/912形を基本にパルス・ノヴァが設計した片運転台の更新改造車で、「レギオ・ノヴァ」の愛称をつけられている。機関はテドム(旧LIAZ)製M-1.2C-ML-640-SE型(242kW)に換装。最高速度は80km/h。010形を種車に中央部を低床構造とした914形制御客車との2両固定編成(814.0 + 914.0/814.5 + 914.5)が2005年から改造増備されている。 2007年からは914形と同様に中央部が低床構造の014 Bbdtax形付随客車を組み込んだ3両固定編成(814.2 + 014 + 814.2)の増備も開始した。3両固定編成用の814.2形は機関をテドム製TD242RH-TA25型に換装している。014形付随客車は2009年および2010年に実施された付随客車改番の対象にはなっていない。 2両固定編成は810形に比べ出力を大幅に増強している反面、動力軸は従来通り編成中に1軸しかないため、悪天候時には勾配区間で粘着力不足に伴う空転が多発し、列車遅延の原因として問題になっている。2011年1月現在、2両固定編成が137編成、3両固定編成が26編成所属しているほか、デスナー鉄道(ヴェオリア・トランスポート・モラヴァ株式会社)に2両固定編成が1編成所属している。
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