春田家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 16:27 UTC 版)
春田信一朗(はるた しんいちろう) 本作の主人公。義父・信二とともにサクラ町へ引っ越してきたばかりの中学2年生。父とは血が繋がっていない上に、出会ってまだ1年ちょっとしか経っていないため、まだ打ち解けきれない面もあるが、基本的には仲の良い親子。性格は物静かでやや無愛想だが、他人には慕われる。春田家の炊事面の家事を一手に引き受けているため、料理は堪能で、しばしば主婦顔負けの腕を見せる。低い身長がコンプレックスで、身長のことに触れられると静かに怒る。誕生日は12月24日。クリスマスと重なるため、あまりいい思い出はないようだ。麻子とは性格が正反対な事もあり、会う度口喧嘩を繰り返すが、彼を知る第三者からしてみれば、かなり珍しい行動らしい。 春田信二(はるた しんじ) 信一朗の義父。信一朗の母・ハルコと結婚したが、その後すぐハルコが亡くなったため、男手一つで信一朗を育てる。信一朗との仲は悪くないが、父親らしいところを見せようとして空回りする一面もある。職業は文筆業で、ミステリーからポエムまで様々な作品を書いている。190㎝近い長身だが体型は細く、仕事柄家にこもりきりで日にも当たらないため、見た目はさながら真っ白な棒。ハルコとはサラリーマン時代に、ダンボールをかぶって雨に濡れていたところを拾われて知り合う。 春田ハルコ(はるた ハルコ) 信一朗の実母で、信二の亡妻。職業は保険外交員で、女手一つで信一朗を育ててきた。性格は明るく豪快で、料理の腕はいまひとつ(「ミネストローネ」と称する残り物のごった煮を得意料理としていた)。仕事中に知り合った信二と結婚するも、それから1年後、44歳で急逝。以後は幽霊として春田家を見守る。盆や彼岸の時期に家に帰って来る際は、金さんの体に憑依することが多い。 ジギー 春田家のペットであるオジギソウ。元々は信一朗が観察日記の為栽培していたのをハルコが触り過ぎて枯らしてしまったため、その罪悪感から店で見かける度買い求めたのが始まり。毎年夏場に花をつけ、冬には種を残して枯れ、次代に移る。本作のマスコット的存在。 金さん 春田家の近所に住む野良の黒猫。厳密には春田家のペットではないが、信二がしばしば家に上がり込ませるため、現在ではペット同然の扱いを受けている。ハルコの幽霊が家に帰ってきた際は、この金さんに憑依して家族とのスキンシップを楽しむ。度々ハルコに体を乗っ取られる為、一時期は春田家を避けていた傾向もある。名前の由来は遠山の金さん。毛が舞うので信一朗はあまり家に入れたがらないが、雨が降ると「風邪を引くと困るじゃないか」と入れたりしている。
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