春日親方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 20:37 UTC 版)
「おかみさん 新米内儀相撲部屋奮闘記」の記事における「春日親方」の解説
春日部屋師匠。本名は山咲一雄。 大分県出身。現役時代の四股名は山風、最高位は関脇で倉品部屋所属。はつ子と交際していた時期に幕内優勝を遂げ、まもなく結婚。大関・横綱もねらえる器と評されたが、腰の痛みが原因で引退し、年寄・春日を襲名、それから間もなく独立し部屋を興す。厳格で口数が少なく、相撲道に対しては真剣そのもの。時折含蓄に富んだコメントを発する。連載開始時は30歳、年齢に見合わない頭髪の薄さが強調された描写も多々ある。普段は泰然自若と構えているが、花嵐が優勝争いに絡んだ際や、はつ子の出産の際には、慌てる姿が見られた。また、咸臨丸及び逆波が十両昇進を目前にプレッシャー過剰に陥った際は両者を笑顔で激励したり、はつ子が思い詰めた際には話に耳を傾け、豪快に笑いつつも理路整然とした説明ではつ子を安心させたりする温かい側面もある。その他、元兄弟子が経営するちゃんこ料理店を訪れた際は、従業員の青年が同僚と折り合いが悪く孤立している様を目の当たりにし、その青年に店外で声をかけ自身の経験を交えて激励し、床丸の孫・薫が床山志望を撤回して床丸を憤慨させた際は、薫を自室に呼び出して本心を語るように諭すなど、困っている人物に歩み寄ることを厭わない性格である。 はつ子の作中における証言によると、現役時代は高所恐怖症であり、著しい音痴であったという。また、料理の腕が良い旨も描写され、単行本13巻以降では、体調を崩したり悪阻に苦しんだりしていたはつ子の為に自ら厨房に立つ描写もされた。 春日部屋の力士及びはつ子を含めた大半の人物には「親方」と呼ばれているが、三重親方などの親しい人物には「山ちゃん」と、はつ子の父には「一雄君」と、はつ子の母には「一雄さん」と、それぞれ呼ばれている。 デフォルメにおいては、前髪数本のみにスキンヘッド・口周りと顎に蓄えた髭・垂れた眉・吊り上がった細い目が描写される。 外見のモデルは元プロレスラーの山崎一夫。
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