旧香港上海銀行長崎支店
名称: | 旧香港上海銀行長崎支店 |
ふりがな: | きゅうほんこんしゃんはいぎんこうながさきしてん |
名称(棟): | |
名称(ふりがな): | |
番号: | 2240 |
種別1: | 近代/商業・業務 |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
指定年月日: | 1990.03.19(平成2.03.19) |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
代表都道府県: | 長崎県 |
都道府県: | 長崎県長崎市松ヶ枝町4-27 |
所有者名: | 長崎市 |
指定基準: | |
管理団体名: | |
管理団体住所: | |
管理団体指定年月日: | |
構造形式: | 煉瓦及び石造、建築面積364.4m2、三階建、桟瓦葺 |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治37(1904) |
解説文: | 香港上海銀行は、明治二十五年長崎に支店を開設した。現在の社屋は下田菊太郎の設計によって明治三十七年に完成した。この支店は昭和六年に閉鎖された後、警察関係の庁舎として用いられ、その後、長崎市立歴史民俗資料館になった。 建物は煉瓦造、三階建であるが、前面は石造とし、正面に特に意をもちい、一階部分をアーケードとして出入口を設け、二、三階部分を通してコリント式の円柱を建てた大オーダーとし、上に切妻破風をあげ、正面のデザインをこらしている。 旧香港上海銀行長崎支店は、銀行建築として、重厚で端正な意匠になっており、長崎の海岸通りに建つ規模が大きい建物として欠かせない存在である。 |
近代(商業・業務): | 旧秋田銀行本店本館 旧第九十銀行本店本館 旧第五十九銀行本店本館 旧香港上海銀行長崎支店 明治生命保険相互会社本社本館 武雄温泉新館及び楼門 福住旅館 |
旧香港上海銀行長崎支店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 06:48 UTC 版)
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施設情報 | |
前身 | 香港上海銀行長崎支店 |
専門分野 | 長崎港の歴史 |
事業主体 | 長崎市 |
開館 | 1996年 |
所在地 |
〒850-0921 長崎市松が枝町4番27号 |
プロジェクト:GLAM |

旧香港上海銀行長崎支店(きゅうホンコンシャンハイぎんこうながさきしてん)は、イギリスの銀行である香港上海銀行の旧長崎支店を引き継いだ記念館である。
概要
香港上海銀行長崎支店は1892年に開設、1904年に竣工。建物は建築家の下田菊太郎が設計した、現存する唯一の建造物で、長崎市内の石造り洋館として最大の規模を持つ。当時神戸以西唯一の外国銀行で、在留外国人、なかでも貿易商を主な取引先として外国為替やロンドンや上海、香港における外貨の売買を主要業務とした特殊為替銀行だった。
営業業務を終えた後は、長崎県が買収し梅香崎や大浦警察庁舎として使用され、その後長崎市が買収すると長崎市立歴史民俗資料館(現在は別の場所に移転)となった。1987年にこの建物を解体して「国際交流会館」が建造する計画が立ったが、市民の反対により保存が決定。約4年の補修工事を経て1996年、長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館としてオープンした。1989年に国の重要文化財に指定されている。
1階は資料館のほか、銀行業務を行っていた当時のカウンターが残され、100人まで収容できる多目的ホールにもなっている。営業時間は9:00-17:00。閉館後の18:00-21:00には講演会や小演奏会などに使用可能。2階と3階は資料館のみとなっており、長崎-上海航路、長崎港の歴史、長崎華僑の歴史、下田菊太郎、孫文と長崎及び梅屋庄吉の関係についての展示を行っている。
アクセス
- 長崎電気軌道5号系統「大浦海岸通り」電停か、「大浦天主堂」電停から徒歩3分。もしくは長崎バス「松ヶ枝国際ターミナル」バス停(2022年10月1日「グラバー園入口」から停留所名称変更[1])から徒歩1分。
周辺
脚注
- ^ 令和4年10月ダイヤ改正について - 長崎バスグループ(2022年10月9日閲覧)
関連項目
外部リンク
- 旧香港上海銀行長崎支店のページへのリンク