旧朝倉文夫氏庭園とは? わかりやすく解説

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旧朝倉文夫氏庭園

名称: 旧朝倉文夫氏庭園
ふりがな きゅうあさくらふみおしていえん
種別 名勝
種別2:
都道府県 東京都
市区町村 台東区
管理団体
指定年月日 2008.03.28(平成20.03.28)
指定基準 名1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 日本近代彫塑界の巨匠ある朝文夫(1883~1964)は、明治40年(1907)に東京谷中アトリエ兼ねた邸宅構え亡くなる昭和39年(1964)まで自らの創作活動後身指導の場として使い続けた文夫は、芸術を「自然と人生との象徴形」と捉えアトリエを含む居宅建築及びその後増改築においても、「庭」との一体感配慮した独特の空間意匠造形追求した
 現存する建築は、大半昭和10年(1935)の増改築に成る。特に中庭一群建築囲まれ南北約10m、東西約14mの狭隘空間大半水面占め水面随所配され多彩な景石が創り上げ密度の濃い水景圧巻である。
 また、アトリエ棟の屋上菜園は、昭和初期遡る鉄筋コンクリート建築屋上庭園事例として貴重である。ビワオリーブなどの樹木植えられ周辺花壇では、文夫昭和2年(1927)に自邸アトリエにおいて開設した朝倉彫塑塾」の塾生蔬菜栽培し日常的な園芸実習の場として使われた。
 文夫芸術思想特質である自然観をよく表し狭隘空間濃密展開する庭園芸術上・観賞上の価値高く重要である。



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