旧日野医院
名称: | 旧日野医院 |
ふりがな: | きゅうひのいいん |
名称(棟): | 本館 |
名称(ふりがな): | ほんかん |
番号: | 2375 |
種別1: | 近代/その他 |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
指定年月日: | 1999.12.01(平成11.12.01) |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
代表都道府県: | 大分県 |
都道府県: | 大分県由布市湯布院町川西467-4 |
所有者名: | |
指定基準: | (三)歴史的価値の高いもの |
管理団体名: | |
管理団体住所: | |
管理団体指定年月日: | |
構造形式: | 木造、建築面積139.5m2、二階建、桟瓦葺、渡廊下附属 |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治27(1894) |
解説文: | 日野家は江戸時代中期より続いた医家で,旧日野医院は由布院盆地西端に位置している。昭和53年頃まで診療所として用いられ,平成7年の保存工事を経て,現在は医療器具等の資料館として公開されている。 本館は棟木銘より明治27年の上棟と判明する。病棟は病院が開業された明治32年までに建てられたと考えられる。離れは便所・風呂部分が本館と同時期である。 本館は,二階建,寄棟造,桟瓦葺で,外壁に石造建築の意匠を採り入れ,洋風の玄関ポーチを設けるなど,地方における擬洋風建築として評価できる。本館東側の病棟は病室部を寄棟造・二階建とし,各所に繊細な和風意匠がうかがわれる。 旧日野医院は,明治時代中期に建てられた本館と病棟が揃って残り,全国的にも類例が少なく,近代医学黎明期の歴史を知るうえで重要である。 |
近世以前(神社): | 鹿島神宮摂社奥宮本殿 鹿島神宮楼門 |
近代(その他): | 旧出津救助院 旧日野医院 旧済生館本館 旧金澤陸軍兵器支廠 舞鶴旧鎮守府倉庫施設 |
旧日野医院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 09:20 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動旧日野医院(きゅうひのいいん)は、大分県由布市にある歴史的建造物。国の重要文化財。
概要
院長日野要(かなめ)が1894年(明治27年)地元の大工に依頼し建造。
1978年(昭和53年)頃まで診療所として用いられ、1995年(平成7年)の保存工事をへて、現在は医療機器等の資料館として公開されている。
病院建築として、本館・病棟を揃って残している個人病院は全国的にも珍しい。
病棟は木造2階建て、寄棟造・桟瓦葺きである。
離れは木造平屋建て、桟瓦葺きである。
1992年12月1日(平成11年12月1日)に国の重要文化財、重文指定基準(三)歴史的価値の高いものとして指定される。
近代医学黎明期の歴史を知るうえで、重要な建築物である。
所在地
〒879-5113 大分県由布市湯布院町川西467の4番地
参考文献
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- 旧日野医院 - 国指定文化財等データベース
- 大分県高等学校教育研究会地理歴史科・公民科部会『大分県の歴史散歩』2008年4月25日
- 『図説 大分・由布の歴史』郷土出版社、2007年10月8日
- 旧日野医院のページへのリンク