日本聖公会祈祷書とは? わかりやすく解説

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日本聖公会祈祷書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 02:58 UTC 版)

聖公会祈祷書」の記事における「日本聖公会祈祷書」の解説

日本聖公会でも、全国統一祈祷書用いられている。1859年から日本での宣教開始されときには米国聖公会英国聖公会宣教師持ち込んだ派遣元の祈禱書およびその日本語訳が用いられていたが、1879年には『聖公会祷文』としてまとめられている記録があり 、 1887年には日本聖公会設立されると、ローマ字の『Nippon Seikōkwai Kitō Bun』(1889年)もできる 。1895年には大改定した『日本聖公会祈祷書』が刊行されて 、これは聖餐式には英国式と米国式併記している。(この間1888年にはカナダ聖公会宣教来日する。)この祈祷書はまた何回かの改定経て1939年には戦前最後改定が行われて、これが最後旧仮名遣い祈禱書となる。 1959年には翻訳版でない日本独自祈祷書である’’日本聖公会祈祷書’’が日本聖公会教務院によって発行された。文庫本サイズ黒色ハードカバー表紙十字架があり、背表紙には金文字で’’日本聖公会祈祷書 詩編付‘’と記されている。1959年祈祷書には全編通じて文語用いられているが現代仮名遣いになっており、聖餐式用いられる主日ごとの特祷使徒書福音書朗読箇所なども掲載されている。諸祈祷感謝の項には、英国聖公会君主皇室への祈り倣って日本の天皇皇室に神の助けを願うという祈り残っていたが、これは1988年版祈祷書から除去している。 現在使用されているのは、「日本聖公会 祈祷書」(1990年版発行日本聖公会管区事務所)である。1959年祈祷書ベースに、教義社会情勢変化などを取り入れて改訂が行われた。文体口語体改められ文書レイアウト縦書きから横書きへと変更され聖書日課は「改訂共通聖書日課」を使っている。2000年日本のカトリック教会と’’主の祈り’’の共通口語訳を発表したことなどに伴い改訂が行われている。

※この「日本聖公会祈祷書」の解説は、「聖公会祈祷書」の解説の一部です。
「日本聖公会祈祷書」を含む「聖公会祈祷書」の記事については、「聖公会祈祷書」の概要を参照ください。

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