日本聖公会秘密結社事件
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1942年(昭和17年)、日本基督教団への合同をめぐり、日本聖公会内で意見が分かれ、合同を躊躇する佐々木鎮次(英語版)、八代斌助ら6名の監督を、大久保基督教会の信徒総代の一人だった佐伯好郎が刑事告訴した。 告発理由は、「国内に於いて依然米英的組織を維持して活動を続け」ることは、「敵国米英が知るときは其の狡猾なる思想謀略の」餌となり、「利用せらるる虞ある」からとするものだった。 佐々木鎮次・須貝止両主教は通牒の疑いにより検挙されたが、不起訴となり釈放された。しかし厳しい取り調べにより歩行困難なまでに衰弱し、両名とも戦後まもなく死亡した。
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