日本国外向け版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 23:55 UTC 版)
「ファイナルファンタジーIV」の記事における「日本国外向け版」の解説
Final Fantasy II 1991年11月1日、北米にて発売。対応機種はSNES(アメリカ版スーパーファミコン)。日本の『FFII』および『FFIII』は当時英語化されなかったため、タイトルナンバーは「II」である。このバージョンは日本のイージータイプとほぼ同等だが、以下のような更なる変更点がある(なお、厳密にはイージータイプとも同一ではない)。コンフィグ(Custom)画面 - バトルモードの選択が削除されて日本版のウェイトモード相当のみ、またコントローラーの設定も削除されボタン設定不可、戦闘中でも完全1人プレイとなった。 コマンドの削除 - 基本的にはイージータイプのそれに準拠するが、加えて暗黒騎士セシルのHPを犠牲にして敵全体を攻撃する「あんこく」が削除されている。 人物名およびスペリングの変更 - ギルバートの名が "Edward"、テラ(日本版の公式スペリングは "Tella")が "Tellah" となっている。これは移植版などの他の日本国外向けバージョンでも継承している。フースーヤのスペリングにはバージョンによる差異があり、SNES版および『Final Fantasy Chronicles』では "FoSoYa"、国外のGBA版では "FuSoYa" となっている。 召喚魔法の表示テキストの変更 - 日本版では召喚魔法発動時にそれぞれの技の名が表示される(チョコボならば「チョコボキック」など)が、SNES版では召喚魔法の名がそのまま表示される。 日本と他国の表現ガイドラインの違いによる変更 - 宗教的な物の排除により、白魔法「ホーリー」の表記がSNES版では "White" となっている。また、SNES版では「ほうちょう」が "Spoon" となっている。 このSNES版は2010年3月8日に北米のバーチャルコンソールでも配信が開始され、同年6月11日には欧州でも配信された。タイトルは『FFII』のままになっている。 Final Fantasy Chronicles 2001年6月29日、北米およびカナダで発売。対応機種はPlayStation、カップリングされた作品は『クロノ・トリガー』。本作以降タイトルは『FFIV』に変更され、内容も日本版準拠となる。 Final Fantasy Anthology(欧州版のみ) 2002年5月17日発売。対応機種はPlayStation(1999年9月30日発売の北米・カナダ版は『FFV』と『FFVI』のセット)。 Final Fantasy IV ADVANCE 2005年12月12日(北米およびカナダ)、2006年6月2日(欧州)発売。対応機種はゲームボーイアドバンス。 Final Fantasy IV (Nintendo DS) 2008年7月22日(北米およびカナダ)、9月4日(欧州)、9月5日(豪州)発売。対応機種はニンテンドーDS。声優が変更され、音声が英語になっている(キャストは英語版の記事を参照)。 Final Fantasy IV: The Complete Collection 2011年4月19日(北米およびカナダ)、4月21日(欧州)、4月28日(豪州)発売。対応機種はPlayStation Portable。
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