日本会議関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:57 UTC 版)
2008年 BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス企業で企画営業を担当していた頃、「変な奴らが世の中で暴れ出しているぞ」と思い、ヘイトスピーチやネット右翼のウォッチングを始め、彼らの情報源が一部の保守論壇誌と気付き、行き着いたのが日本会議であったとしている。2014年秋頃からインターネット上で騒がれ始めた日本会議について、陰謀論めいてピントがずれた見方が多く、「そうじゃないよ」とTwitterでつぶやき始めた。 日本会議については、「これまで我々が抱きがちな『政権に影響力を与える取り巻き』というイメージをことごとく覆す存在」と定義し、「単に『左翼が嫌い』というメンタリティで繋がっている」としている。また「宗教的な情熱が彼らのエネルギーやモチベーションになっている」と分析することは誤りであり、「自身の宗教の信者を増やしたい」とか「お布施が欲しい」という思想はみられないとし、男女平等な組織だが、その運動は「ミソジニーが動かす社会運動である」と述べている。 菅野は、リベラル勢力が「傲慢で怠慢」だったために、「勝手に自壊」したとした上で、日本会議は「リベラル勢力から、運動の仕方、用語、デモのやり方を学んで真似た」とし、「1968年の反乱」以降、「飽きることなく地道にそれをやり続けた」と述べている。日本会議を詳細に記した初の著書となった経緯については、「みんな馬鹿にしてたんでしょう。過去の政権でも為政者には常に取り巻きはいたわけで、そうした取り巻きの一つといったイメージだったんでしょうね。」としている。日本のメディアが日本会議を報じていないことについて、「真正面から政治家や政治勢力の言説と戦うことを、過去40年間やらな過ぎたことに問題がある」と批判している。 右翼の役割は「国を国家から守る」ことであり、保守として「国家の暴走に掣肘を加える」ことも重要だが、日本会議周辺の人々は「国家」しか意識に無く、右翼でも保守でもない、と主張している[信頼性要検証]。
※この「日本会議関連」の解説は、「菅野完」の解説の一部です。
「日本会議関連」を含む「菅野完」の記事については、「菅野完」の概要を参照ください。
- 日本会議関連のページへのリンク