日本における著名なアマチュア・オーケストラ
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「アマチュア・オーケストラ」の記事における「日本における著名なアマチュア・オーケストラ」の解説
吹奏楽とは違い、オーケストラの世界はアマチュアの認知度は一般的には低いが、それでもいくつか名前の知られている団体がある。代表的な例を挙げる。 新交響楽団 - NHK交響楽団の前身団体と同じ名称だが、別団体である。1956年、作曲家の芥川也寸志を音楽監督として結成され、現在も東京で活動している。芥川が情熱を注いで指導に当たったことで知られる。プロオーケストラでも演奏機会の少ない日本人作曲家による近現代の楽曲を積極的に取り上げ、10年にわたる『日本の交響作品展』では1976年サントリー音楽賞を受賞した実績を持つ(アマチュアの楽団がこの種の賞を受けることはほとんどない)。また、ショスタコーヴィチの交響曲第4番の日本初演はこのオーケストラによる。ハイレベルな演奏をするアマチュア・オーケストラの一つとして評価を得ている。 神戸フィルハーモニック - 神戸市民文化振興財団の運営の下、創立以来「神戸市民自身のオーケストラ」を掲げて活動している。指揮者は朝比奈千足。 こんせーる・ぬーぼー - ショスタコーヴィチのオラトリオ「森の歌」を日本初演したことで、団体名のみしばしば言及される。ただしこの団体は現存しない。 STAND UP! ORCHESTRA - Sony Musicによる新たなクラシックを創造するプロジェクト「STAND UP! CLASSIC」。現在約200名のSTAND UP! ORCHESTRAメンバーが所属。「座ってられないクラシック」をコンセプトに敷居が高いと思われがちなクラシック音楽の楽しさや新しい可能性を伝えるために発足。初回のオーディションでは1,000通を越える応募から約120名の音楽家が選ばれ、STAND UP! ORCHESTRAの登録メンバーとして活動している。これまでライブやイベント・テレビ出演等活動は多岐に渡り、毎回登録メンバーから最適な出演者を組み合わせることで、都度違った魅力を発揮。2019年2月、癒し系コンピレーションアルバム「image19」に代表曲の『HELLO』が収録。同年3月よりTリーグ公式アンセム『SMASH』他2曲が各音楽配信サイトにて配信中。(東京都千代田区)
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